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「わたし、ただお父さんとお母さんと、それから環ちゃんと、普通に何事もなくいられたらそれで良かったのに」 日常や平穏に執着を見せる高校生。だった。 元々何でもない平凡な生活を愛しており、両親にも学校生活にも何ら不満はなかった。 寧ろ“だからこそ”目をつけられ、覚醒実験の舞台に選ばれてしまったので、非日常への憎悪は人並み以上。 ただ、表向きは普通の高校生らしさを残した明るい少女で、任務にも（早く殲滅すれば早く終わるので）積極的に取り組む。 シナリオロイスである本宮環に対する感情は、日常の象徴のようなものだった。 オーヴァードや戦い、任務などとは関係ない世界との繋がりこそが、自身をヒトに留める価値のあるものだと思っている。 ＣＮ狂乱の鴉(ネヴァン)の由来は、過去に敵味方（というかそのときはＵＧＮに対して味方という認識がなかったせいで）無差別に毒をばらまき、混乱を招いたことから。 あの事件のあと、紡はＵＧＮに完全に背を向けた。 元々組織に執着がなかったどころか、不信感を持っていたので躊躇いはなかった。 環ちゃんさえいればそれでいいと思っていたが、希望ちゃんも来てくれたので希望ちゃんも（いまのところは）仲間と認識している。 ▼以下自分用メモ。 紡にとって、戦いも任務も他人の平和や日常を守ることも、なにもかもが無為で無価値なもの。 勝手に巻き込んで「知ったからには協力してもらう」なんてヤのつく怖い人みたいな言葉で強制されたので、心底嫌気が差している。 （クランブルデイズの説明シーンのイメージで、唐突にわけもわからないうちから「監視対象」と宣言されて協力を要請された） まだジャーム化していないから実行に移さず耐えられているけれど、もし全ての絆を失ったらそのときは「全て壊して、戦闘や、化け物の蔓延る往来や、理性の喪失に怯える毎日を世界の日常にすれば、自分も日常に帰れる」という考えの基、ＵＧＮを破壊しにかかる。 平穏で優しい日常が自分を拒絶するなら、壊れた世界が皆の日常になればいい。そうすれば、日常を取り戻すことが出来る。

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