タグ： ないぴょん 大正

　京都出身で横浜に探偵事務所を構えるしがない私立探偵。持ち前の明るさと、人情の深さで数々の依頼をこなし、今では事務所周りの人たちにはそこそこ人気のあり、毎日ちょっとしたことから、浮気調査や諸々なんでもこなす。決して、勘もさえてるわけではないし、頭もいいわけでもないが、小さい頃から鍛えている筋肉と巧みな話術を駆使して日々探偵としてやりがいを感じながら続けている。時々筋肉で力づくで解決することもしばしば。日課は、筋トレと港で船を見ること 　実家は京都でもそこそこ有名な道場であり、住み込みで道場に通っている門下生もいるくらいには道場も広い。ちょっとした競技会でも優秀な成績を収めるほどの実力はあった。その道場の師範の三兄妹の次男。３つ離れた兄と２つ離れた妹がいるが、二人はめきめきと実力を伸ばし、ついには、実の父親である師範とも互角戦えるほどの実力をつけた。その一方で、兄妹と一緒に師範の下で小さい頃から稽古に励んでいたのだが、通っている門下生以上には実力はあったが、他の兄妹と比べてぱっとせず、よく師範に怒られ、自分は他の兄妹への劣等感を常に感じていた。（兄妹同士の仲はよい） 　それを見かねた二人は休日、とある海岸（現在の天橋立）に連れて行かれ、そこで、海に浮かび黙々と煙を上げている船をその目に焼き付ける。それは、今まで知らなかった世界を広げているようだった。そして兄と妹に「お前はお前のままやりたいことをやっていけばいい、無理にここにいる必要はない。自分のことは自分でわかってるはずだから良く考えて（てな）」と言われ、ある一つの決心をする。それは、「上京」することであった。それを師範に伝えると「勝手にしろ」といわれ、そのまま勝手にして、たまたま知り合った東京で事務所を構える私立探偵についていき２５歳のときに「上京」した。その後姿を見送った師範は心なしか笑っているようにも見れたのは本人は知らない。 　上京したその後、修行を積み、３２歳で独立して横浜に私立探偵として事務所を構えたのであった。 ＨＯ２：私立探偵 預金　４５０円 収入　６００円

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