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生まれつき四肢を持たない奇形として生まれ、実験の素体としてFHの研究者に売られた過去を持つオーヴァード。 実験の過程で発現した物質操作(モルフェウス)と肉体操作(エグザイル)の力によって変化させた『賢者の石』を義肢としている。 表に見える感情が薄い。一般的な高校生レベルの知識、RCや戦闘に関する知識はそれなりにあるが日常的なことに関してはあまり知らないため、斉藤慎也の言うことに首を傾げることも。 主な戦闘方法は普段手足としている『賢者の石』を武器に変形させての白兵戦闘。 攻撃の度に手足を砕き散らしながら再生させ、また砕け散る様は綺麗で、痛々しい。 『賢者の石』の操作と負荷には慣れているが、常時干渉し続けていることでジャーム化の危険が高く、また寿命も長くて２０歳までと見られている。 彼女の精神の根本は『人を助ける』というものである。１２年もの間実験体として苦痛しか与えられなかった人生においてUGNに助けられたことがもっとも大きく、綺麗なものだったから――自分もそういうものになろうとしたのだ。 …だが、それ以外にはほとんど何もない。当然だ。苦痛以外与えられてこなかったのだから。 『人を助ける』ことはしてもそこに『自分』は含まれておらず、助けるために必要であれば躊躇なく自分を犠牲にする危うい所がある。 そしてそのことに彼女自身は無自覚である。至極当然のことだとしか思っていない。 そんな中で『人を助ける』こと以外に執着することのあるメカは本当に例外中の例外。何の用も無く趣味の時間を邪魔すると、１週間は暗黒オーラを発して口を利いてもらえなくなるぞ(カラオケで歌ったのもロボットアニメの主題歌と思われる)。

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