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▼『HO1』追跡型ストーカー 貴方はとんでもなく裕福な家庭『だった』高校生だ。そう、過去形である。 父の会社が倒産した 今、金持ちであることを鼻に掛けることはできないが、自らの脚を使うという典型的なストーカー技術を身につけた。 昨日もせっせとバイト先のハンバーガーショップまで後をつけたところだ。もはや日課である。 ...惚れたのは落としたハンカチを拾ってもらった時だ。 あまりにベタだが少女漫画なんて読んだことがないお嬢様(御坊ちゃま)だった貴方は惚れてしまったのだ。仕方ない。 これが神の定めだ。ちなみにあの日のハンカチは洗わずに肌身離さず持っている。なお学年の指定は無い －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 名家であった四桧辻家の長男として育てられた男子高校生。いつも女性との制服を着ている三年生。ロングヘアはウィッグ。 本名は綾夜(りょうや)だが、綾夜(あや)と自己紹介する。もっとフランクにニックネームとかでもいいよ。おさめくんだけね。 父の会社が倒産し、周囲の人物が皆揃って自分への態度を変え冷たくなったあの頃、偶然盆歌納くんと出会う。 肩書きや没落のことなんて全く関係ないといった様子で優しくハンカチを拾ってくれた彼に運命を感じ、そして彼が生きる意味になった。 それからというもの彼の行動を常に目で追うようになる。たまに廊下などで彼に直接好みの髪型や色をさり気なく聞いては自分の容姿を変えている。 更にその容姿を生かしてレンタル男の娘のバイトをしているのだが、高収入かつある程度自分の自由に仕事を入れられるので納くんの生活リズムに合わせて彼の就寝時間などに予定を入れている。待機時間にバイト先の待機場所にある少女漫画を読むことがちょっとした趣味。 あとは内職をしている。髪飾りは内職で自作した余りのもの。現在は安アパートで一人暮らし。 その傍ら部活でやっていた写真術を駆使して納くんアルバムも作ってるよ。忙しいけど充実してます。 夢は納くん好みの子になって納くん自信に運命を感じてもらうこと。その時にきっとあの少女漫画のように永遠に結ばれるはず！ 結ばれた暁には手料理を作って膝枕をして耳かきもして歯磨きもお着替えもお洗濯も何もかも全部全部全部してあげていつも忙しいおさめくんのことをたっぷり甘やかして甘やかしてとろっとろにしてあげてなでなでしながら腕の中でゆっくり眠ってほしい、ああ…腕の中で眠るおさめくん…想像するだけでかわいい…すき、すき……それを思うだけで毎日大変なのも飛んでいっちゃう、貯金もしっかりしてる！おさめくんの為にね……ｴﾍﾍ……… 納くんの周囲を嗅ぎ回っている人がいることには気付いている。 まぁ少女漫画にもライバルや邪魔者はつきものだし。そういうのを乗り越えていくのが運命だよね。 でもママとして納くんの目の前では辛くは当たれないよね。だってママだし。教育に悪いし。 甘やかしたい側なんだけど、多分納くんに押されたらものすごい勢いで溶ける面もある。 一番言われたい言葉は「そのままの君が好き」 文字色　645fa1

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