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由緒正しい家系を持つ桃井坂家の三男。 生まれたときから厳格な家庭で育ってきた反動で、家に対して強い反抗的感情が芽生えている。 真っ直ぐエリートコースを進む兄たちを蔑み、本来進学するはずだった名門高校の入学試験をすっぽかし、現在の高校へと進学した。 皮肉屋でジョークを好み、右に倣うことを嫌い、ふしだらで自堕落な生活を送る。 そういう風に勝手気ままに不真面目に生きようと蔵乃助は精一杯努力しているが、本来の性格は実は至って生真面目である。 蔵乃助本人もそれを自覚しており、自分勝手に生きることが即ち桃井坂家の子として正しい生き方であることに激しい自己嫌悪感を抱いている。 将来の目標は桃井坂と一切の関係をもたずに生活をすること。 趣味は特にないが、反骨精神=ロックという安直な固定観念に習ってギターでも練習しようかと考えている。 丁度好きなバンドであるAbyssinian Frostが最近活動再開したため、新譜を漁って学校で聞いている。 新聞部に所属しているが、家に帰りたくなく、理由を付けて学校に長居したいからである。活動自体は普通に参加している。 教師からの評価が低ければ低いほど家への攻撃になると考えているが、ガチで教師を困らせたくはないという優しさの狭間で揺らいでおり、 学園での立ち位置は"不良一歩手前"辺りでふらふらしている。 自宅は高校からはなれた雑木林の近くに建っている武家屋敷。 広い敷地には使用人が数人おり、背広を来た人物がペコペコと頭を下げながらよく出入りしている様が見受けられる。 蔵乃助が家に帰ると、兄や両親から常に口酸っぱく説教をされる毎日である。くそったれ。 シナリオ：ネームレスカルト 世界の終焉をなかったことにするために3年前の過去にタイムスリップもとい他の世界線に飛び原因を阻止することに成功したが、 元の世界は崩壊してしまったため帰ることはできず、この世界に既にいる蔵乃助のドッペルゲンガーとして存在する道を選ぶことになる。 すでに度重なる事件のショックにより精神が磨耗しきっていた彼は、もはやクトゥルフ神話TRPGで活躍することは不可能だと判断し、唯一彼に残されたナコと共に、桃井坂に敵対しているといわれている幻の名家"鳴坂"の家に転がり込むことを決意する。

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