タグ： 愉快田 ロスト

岡山県江津森玄武郷にある全寮制の『聖陵学園』で物理・化学・生物・地学を教えている理系の高校教師。 『特徴』 【予期せぬ協力者】 　探索者には、いかなる理由か自分に忠誠を尽くし、援助に来るかもしれない協力者がいる。KPが協力者の正体を決める。 　また、協力者の影響力をD100ロールで決める。 【動物に嫌われる(D)】(今回は無し) 　独特の佇まいのせいで、大抵の動物は探索者を見るなり威嚇してくる。 『悪徳』 松草雪は、幼い頃に両親と死別している。父親は仕事の帰りに飲酒運転の車に轢き殺されて即死した。その後、学校から真っ直ぐ帰宅した雪を出迎えたのは疲れたように笑う母ではなく、ロープに首をくい込ませたままだらりと垂れ下がった母の姿だった。母は父が死んだ半年後に、雪を置いてあっさり自殺したのだ。 親戚からも近所の人からも学校の友達からも哀れみの目を向けられた。まだ小学生なのに…なんて可哀想なんだろう、辛いだろう、悲しいだろうと。 そんな哀れみの目を向けられながら松草雪は母の死んだ姿を思い出していた。それは悲しくてではない。母の口から溢れる泡が、体中を濡らす体液が、むせ返る程の死臭が、水浸しの雑巾の様にだらりとだらしなくぶら下がる姿がたまらなく愛おしく見え、全身から湧き上がるような興奮を覚えたからだ。 自分が異常であることに気づいたのは高校に上がってからだった。それまで性行為に興味が一切湧かず誰かに恋愛感情を持つこともなかったが、電車を待っている時に目の前の女性が線路に飛び込み、電車に轢きつぶされた瞬間に母の姿が脳裏によぎった。体があらぬ方向にねじ曲がった女性の姿がとても愛らしかった。その時、自身が「自らの手で死を選ぶ人の姿に性的に興奮を覚える人間」なのだと理解し、また母やあの女性のような姿をこの目で見たいと思うようになっていった。 以前勤めていた高校は、東京の公立高校だった。(雪が教師を選んだのは思春期の男女なら簡単に自殺してくれるだろうと考えたからだ。) 「楽観的で優しく、生徒思いのお節介な先生」を演じ、大抵の生徒から好かれていた。勉強や人間関係で悩んでいる生徒、いじめられている生徒をターゲットにし、沢山の生徒の相談にのり「この先生だけは自分の事を分かってくれる」と信用させて依存させてから少しずつ精神的に追い込んで最終的に自殺させていた。最初は数年に一人のペースだったが、徐々にそれでは満足できなくなり、一年に一人、半年に一人、一月に一人…と悪化していった。 バレないよう上手く立ち回っていたつもりでいたが、とある生徒に「ゆっきーとめっちゃ仲良くしてた子がおかしくなった」「ゆっきーと関わる子は皆頭おかしくなって自殺する」と噂を流され、学校中に広がり直接的な証拠は上がらなかったものの、松草雪は山奥の学校へ転勤させられた。 聖陵学園には5年おり、今は生徒には手を出さず(バレたくないので)休みの日に自殺サイトを使って発散している。 - 【色欲】ネクロフィリア(死体愛好者) 『参加したシナリオ』 ・罪を孕みし堕落の子ら …「吉清旺扶/立花雪舟」ロスト

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