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「あたしっ、夕波市から派遣されてきたよっ！」 「期待通りの結果を出せるよう、最善を尽くします」 夕波市のUGNエージェント。 《戦闘用人格-ﾃﾞｭｱﾙﾌｪｲｽ-》にて、二人の人格が生まれた。 明るく天真爛漫で、愛情を求める呉羽。 おとなしく、一歩下がって俯瞰する呉子。 肉体年齢は18歳だが、呉羽は18歳、呉子は19歳ぐらいだと自称する。 基本人格は、今は深く眠りについており、表に出ることはない。 《インフィニティウェポン》で作成した剣に、炎をまとい、敵を貫いた瞬間氷を展開させる戦い方。 なお、二人は仲良しと言うほどではなく、ただ肉体をシェアしているだけだと言う。 「愛」を知らない。 呉羽/呉子は「愛」を代償に、オーヴァードになったのでは？と考えている。 ★第4話を終えて★ ああ……居なくなってみると、こうも寂しいものですね……。 呉羽、あの子には、誰よりも「愛」を模索していた彼女には、辛いことでした。 彼女は内側に閉じこもり、まるで"あの子"のように子供に還る。 でも、まだ、呉羽とはコンタクトが取れる。 そう、だから、私は折れてはいけない。 私は誰にも頼ることなんて出来ない。 ──でも……わた…しは……誰……何…… 仕事に穴は開けられない。 藤原さんは復帰できそうもない。ならやはり私が折れてはいけないのです。 ああ……。 一人で生きることは、なんと酷なことでしょう。 ↓野瀬 呉羽/呉子の過去↓ 両親はUGNの職員だったらしい。 両親の顔も覚えられぬうち、二人は死んだ。 殉職、というので、その後UGNチルドレンたちの施設にいくまで、そう長くはかからなかった。 そこからだった、彼女たちが目覚めたのは。 あたしは、「愛」を知らなかった。 「愛」ってなんだろう？ 「愛」がほしくて、いろんな人に聞いてみて。 相手の求めるあたしになれば、「愛」がわかるような気がしたんだっ。 でも、それだけでは足りません。 私が「愛」を知らないのは、この力の代償なのでは？そう思います。 ですが、呉羽のやり方を私は支えるだけです。 ……間違いだとしても、それで「愛」が知れるなら……。

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