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黒髪を無造作に結えた30代の男。UGNエージェントのひとり。飄々とした態度、適当な言動が目立つものの、人間としての芯は律儀でマメな性格をしている。 ピュアブリードのモルフェウス。 愛煙家。基本的には手に持った煙草の吸い殻や空箱、灰等を無銘の拳銃に変換し戦闘に臨むことが多い。 能力の発現は高校生の頃であり、レネゲイドウィルスが世界に拡散し始めた時期と重なる。 当初、「プラモデルを作ったつもりが規格外の別モノとして出来上がっている」、「いつの間にか探していた小道具が手元にあり、新たに数が増えている」といった日常の中の違和感というかたちで能力が発現していた為、本人含め彼の両親も、飯綱 洋二という人間がオーヴァードと呼ばれる存在になっていたことに気付かず日常を過ごしていた。 彼と彼の両親が明確に異変に気付くことが出来たのは、ひょんなことから彼が金を錬成してしまった瞬間があった為であった。 我が子の異変に驚いた両親にその後事態を掴んだUGNエージェントが接触、まだ子供であった彼が力の使い方を誤ったりFHに狙われたりしないよう両親と彼本人、そしてUGN双方の合意を以って、とある支部施設にて一旦保護されることとなる。 しかし保護・指導中に誤って力を暴走させてしまい、施設の全壊事故を引き起こす。幸いにして死者こそ出なかったものの、黎明期のUGNにとっては大きな組織的損失の生じる結果となった。 この件は本人にとってもトラウマとなり、その後の2年ほどを保護・観察対象として厳重な監視体制の下で過ごすこととなるが、その後他のオーヴァードとの対話を重ねることによって能力の制御の手掛かりを得る。 観察対象から外れた後は、UGN側と「自身が与えた損害を返済するまで組織の駒となる」という契約を交わし、エージェントのひとりとなった。 古参メンバーではあるものの、基本的にアウトサイダーな立ち位置を貫いており、支部長のように重要なポジションに就くことを避けてきた。 彼曰くUGN側に付いているのは先述の「個人的且つ契約的事情」によるところが大きいらしく、場合によってはUGNの理念そのものよりも与えられた任務を遂行する為に特化した手段・戦法を優先する節もある。(例として、過去人気の少ない場所でワーディングを展開しないまま、あらかじめ仕込んでいた銃で敵の懐に潜り奇襲を仕掛けるなどしており、場合によってはグレーな奇襲戦、暗殺紛いの任務を得意としている。) 自身の持つ能力については「地味でよかった」と評しており、一見非能力者のような戦闘の様相を見せるが、味方を伴う集団戦ではモルフェウスの特徴のひとつである砂が空を舞う。 彼のコードネームである「イブリー」は、その経歴と能力から、古の奴隷・傭兵であった非土着系のアウトローに関連するエジプト語に由来している。 現在は飄々としながらも落ち着きを見せており、表向きの職である趣味の骨董屋をたまに開いては顔馴染みと言葉を交わしつつ、エージェントとしての任務を請け負う二重生活を送っている。 「世に長く残ってきた古いものが好きなのさ。 俺が作ったものはホラ、すぐ砂になっちまうだろ」 シナリオ「Avenger of Blood」クリア。

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