タグ： 狐ノ駒 UGN本部エージェント DX3rd

ﾗｲﾃﾞﾝ 雷電 弱者を守る為、己の様な境遇の人間をこれ以上増やさない為。 "一殺多生"の活人剣を掲げ、UGNの暗部として日夜人類の敵を斬り続けている。 ＿＿＿己の本性から目を逸らしながら。 俺は幼少期に傭兵によって親を殺され、殺人者に仕立て上げる為の洗脳と教育を施された。 相手を問わず、無抵抗の民間人すら殺させる外道の所業だった。 いつしか人殺しは日常となり、誰よりも多くの人間を殺した。 毎日、毎日、殺して、殺して、殺し続けた。 誰が言い出したのかは知らないが、その残虐性やナイフ捌きから 気付けば俺は「ジャック・ザ・リッパー」「リベリアの白い悪魔」等と呼ばれる様になっていた。 ＿＿＿思えばこの時、俺は既に目覚めていたのかもしれない。 しばらくして紛争が終わり、人権団体に保護されアメリカに渡った俺はその平穏に馴染めずにいた。 何をしていても、何を考えていても、過去は俺に付き纏い続けた。 平和な日常に居場所は無く、過去からも目を逸らし続けていた。 そんな風に無気力に日々を過ごしていた俺だが、ある時自身の身体に起こった異常に気付いた。 精神状態に呼応するように身体は淡く帯電し、反射速度は明らかに人間のそれを超えていた。 明確な異常、己が知らぬ己への不快感。

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