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｢テキトーに頑張りますよ　何せ、雇われてるんですもの。｣ ｢ま、気楽に行こうや。ロクなことが無いのも、人こんな生だってね｣ ｢オジサン、ホントは死んでなきゃいけない人だってさ　ホントホント、嘘じゃ無いんだってば～｣ 流れの研究員。レネゲイド関連の研究をするために、フリーランスとして色々な組織を転々としている。 元々はFHお抱えの秘密結社の生まれだったのだが、その結社が内部反乱により崩壊したのを契機に現在のようなことを行っている。 現在はUGNに拾われ、イリーガルのような形で支部に研究と戦闘両面でたっぷりと労働に勤しんでいる。 人物像としては、見るからに胡散臭そうなオッサン。 ヨレヨレのシャツにしわくちゃのネクタイ、その上に乱雑に白衣を羽織って年中過ごしている。無精髭は伸び放題、髪を切るのも面倒でそろそろ縛れそうになってきている。 口を開けば、気だるそうにホントなのか嘘なのか良く分からない、テキトーな言葉が溢れ出てくる。飄々と、胡散臭い。 彼の奥底に流れるのは、その過去に基づく｢同情｣と｢無欲｣である。 結社に居た頃は実験台にされているたくさんのチルドレンに憐憫の情を覚え、そのことから今でも可哀そうな人を見かけると｢あぁ、大変そうだな　なぐさめてやらないと｣と、単なる同情の念から相手とコンタクトを取ろうとする。自分が助けるべき存在だと信じて疑わないのだ。 そして、無私。過去、同情の念から自分自身を実験台にして要る他、今続けている実験でさえも｢結社に居た時にやっていたから｣であり、決して自分の意思でやりたいからではない。ただ、戦闘も研究も、生きることも他人を殺すことも、ただただ惰性でのみ行っているのだ。 ――――――どうでもいい設定―――――――――― 〇『月夜の教』：FHお抱えの宗教法人。実態は研究施設を持った秘密結社。 主な研究内容は『蟲毒によるレネゲイド強度の上昇』であり、実験により大量の人命が消費されていった。 しかし、実験中に非検体が暴走を伴うクーデタを起こし、そのまま研究所は壊滅。実験個体流出事実を隠ぺいするため、管理セルにより『そもそもそんな結社は存在しなかった』ことになっている。 〇南間の実験：体内にごく少量の【対抗種】のレネゲイドを混在させることによる強制的なリザレクトの連続使用とレネゲイド強度の選別。要は、体内で蟲毒を発生させる、といったもの。当然実験には想像を絶する激痛を伴い、この経験が｢普段からこんなことを続けている｣チルドレン以下他のオーヴァードへの同情の念が発生するキッカケとなる。 〇拾ってくれた支部長：チルドレン上がりの小規模支部の支部長。人手不足の結果らしく、チルドレンらしい悲惨な境遇と安定しない精神性に同情を覚えたため、現在暫くはUGNに籍を置くことに決めている。なお、FHからするととっくに『存在しないハズの人』になっているので、戻って来られても居場所などとうになくなっているのだが。

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