タグ： 雅仁 ニキ

知り合いの家やネカフェなどを転々としている放浪者、基本は日雇いのバイトやギャンブルで稼いでいる。 顔は良い方なので、たまに人のいいお姉さんの元へ転がり込んだりもしつつ日々を何とか生きている。 彼には家族はいない、友人はいることにはいるが知り合いという方が近いだろう。それこそ親友と呼べるものは彼にはいなかった。 元々真面目な性格だったが、あることをきっかけにふらふらと今のような生活をするようになってしまう。 彼は高校を卒業したものの、大学受験を失敗した彼は上手くいかない毎日にやり場のない気持ちを抱えていた。 その日は天気も悪く視界も悪い雨の日で。 荒れていた彼は家に帰らない日も多く、家族は心配をしていたがそんなことは気に求めなかった。 そんな時、双子の弟、真都から連絡が入る。 「ねぇ、どこにいるの？皆心配してる、早く帰っておいでよ」 その時の彼にとっては苦痛でしかなかった。 自分の片割れは何もかも上手くいって、色々なものを手に入れているじゃないか。 そう思った時不意に口に出していたのは 「煩い、何もかも上手くいったお前に俺の気持ちが分かるわけない。お前なんか嫌いだ、死ねよ。」 つい、口をついてでた言葉だった。 もちろん本心では無い、焦りや不安や怒りで勢いで思ってもないことを言ってしまっただけだった。 それなのに、それが、本当になってしまうなんて思わなかったのだ。 弟が死んだ。…事故、だった。 最後に見た人の話によれば誰かを…兄を探していたと言っていた。 その最中にはねられたそうだ。 あんなに酷い事を言われても探してくれていたのだ。 死ねなんて思ってない、本心じゃない、本当に死ななくてもいいじゃないか…。 両親は弟の死から鬱になり自殺した、心中だった。 "僕のせいで皆死んだ" あぁ…本当に死ぬべきなのはきっと僕の方だった… 生きることに絶望した彼は定職にも就かず、ふらふらと今の生活を送っている。 自殺を考えたこともある。なかなか死ねずにいるから今こうして生きているわけだが。 自分がいつ死んでも、いなくなっても誰も気に留めはしない、きっとそのうち野垂れ死んで誰にも気に留められずに消えていくのだろう。 そう思いながらただただ、しにくい息をするだけの日々を過ごしている。 色：麹塵　#6e7955 【特徴表】 ・2-7 珍しい技能 ・3-7 俊敏 【後遺症】 ・生へ対する執着 　一時的狂気などで＜自殺癖、自傷癖＞を選ぶことが出来なくなる。 【経験シナリオ】 ・「残夏に啼く」　KP:清水　PL:雅仁（東條真尋）,ぐっさん（高峰博愛）,ドラさん（下楼上玄志）,めいねんさん（御影唯稚）　SAN-35+3　クトゥルフ神話技能+10　目星+1　キック+10　オカルト+6　心理学+3　医学+3　後遺症：生へ対する執着（永久）、長期入院のためSTRとCON-2（１～2年で元に戻る）　不定：強欲(裏)　献身：自己犠牲心が強くなる。善行、献身的な人間との関係が良くなり信用が10上昇するが、年収が2ランク低下する。真尋を使用して残り9卓　

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