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結月神社は『縁結び』の神が祀られた神社である。 そんな神社の境内には、樹齢300年を超える桜の巨木がある。それは御神体でもあり、とても大切にされてきた。 その御神体の下に倒れていた記憶喪失の少女が、叶恵である。 結月夫妻には子供がいなかったこともあり、本当の子供のようにして育ててもらって、とても感謝している。 その恩を少しでも返すために、放課後や休日には巫女として神社で働いている。 縁結びの神社の子ということもあり、よくそういった類の相談を聞くこともあり、そこそこ面倒見がいい。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 結月神社に祀られる神が意志を持ったもの。 多くの人間の縁を結び、その人間たちが縁を大切にしてゆく姿を見守るために、意志を持った。 本体は桜の巨木で、叶恵のような存在は外の様子を知る分け枝のような存在。結月家はこの分け枝の活動を補助する役割を持っている。 なお桜の木はEXレネゲイドとして知られており、分け枝が存在するということを知っているのは結月家だけのはずである。 分け枝は一定期間活動した後、その経験と記憶を本体に還元するのが仕事。還元するとその姿は保てなくなるが、また一定の間隔をあけて新たな個体が生まれる。 基本的に分け枝にはRBであるという記憶があるのだが、叶恵は何故か持っていない。そのため結月家の娘として高校に通わせたりと比較的人間らしい生活を送れていた。 プランナーが桜の様子を確認しに来ていることから、何らかのプランに関わりがあると考えられるが詳細は不明。

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