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名:一葉花樹/ひとはしかじゅ（母親方の名字） 性別:男性 年齢:18歳 身長:149センチ 体重:44キロ 声:中性的で魅力的な澄んだ声。常に小さい声でぼそぼそ喋るため、その魅力は伝わらず暗く沈んだ印象を持たれがち。 一人称:俺 二人称:あなた 髪:ショートヘアの黒髪。ただ前髪は両目を隠すほど長い。そのため普段両目は髪に隠れている。 目:切れ長の紫紺色。 顔立ち:中性的な涼しい顔立ち。どちらかと言えば可憐と言うより、美人な顔立ち。 特徴:常に両目が隠されている。その容姿に気付く人間は少なく、根暗の印象を人に与えやすい。 服装:シンプルな黒い服装を好む。 好き:猫、文学、外国の風景・街並みの写真 嫌い:暴力、犯罪者、事件(特に虐待・レイプ事件) 好き(食):甘いもの 嫌い（食）:肉料理、辛いもの 性格:父親のことで未来や現在に希望を抱けずにいる。いつも後ろ向きな性格でなにかあれば、自分のせいだと責める。けれど父親のことで人一倍努力をしており、父親のようにはならないと極端なほど真面目な性格でもある。こんな自分が愛されるわけがないと思っているもの、常に誰かに愛されたくて認められたくて仕方ない。 備考:常に他人には敬語で接する。事件のことで目立つことを嫌っている。息が詰まるようなこの狭い世界から飛び出して、自分を知るものがいないもっと広い世界に飛び出したい・旅したいと考えている。 知識:一生懸命努力はしているもの成績は中の上。残念ながら頭はあまり良くない。 才能:特に秀でた才能はないが優しくされることがあまりないため、誰かに優しくされたとたんかなりの確率で惚れてしまう。惚れやすい。 学校:高校3年生。将来は大学に行くか、海外に行くかで悩んでいる。 部活:帰宅部。 仕事:短期アルバイトを繰り返して働いている。長期アルバイトをしたいもの、いつも必ずどこかで事件のことが伝わるため、すぐに解雇されてしまうのが現状。 家:現在はボロくて狭いアパートで一人で暮らしている。前まで保護者役の叔母がいたものこの生活に耐えきれなくなったのか、多額の生活資金を置いて姿を消してしまった。 初恋:父親。本当に彼にとっては父親は憧れの人だった。 恋愛:なし。 性交:童貞処女。そもそも性欲自体を父親の一件で良くないものだと思っているため、あまり乗り気ではない。ただ性欲自体は普通にある。 傾向:偏見はないもの、何も知らない子どもに手を出す人間には冷たい目を向ける。 家族:両親（父親自殺、母親精神病院）、叔母（行方不明）、祖父母（死亡） 名由来:花のように美しく、樹のように大きく逞しい人間になって欲しいという意味で付けられた 家系:母親は優しい専業主婦、父親はある施設の院長だった。 事情:9歳まで幸せな家庭だった。母親も父親も彼にとっては自慢出来る優しい両親で、子どもながら誇りだった。誰からも羨まれるような家族だったが…9歳の時に父親が院長を務めていた施設で行われていた子どもたちへの悲惨な虐待が発覚すると、それまでの生活は一変する。母親と花樹は最初こそあの夫が、あの父親がそんなことをするはずない。なにかの間違いだと思っていたもの、逃亡していた父親が被害者の子どもが入院している病院で医者や看護師数名を切りつけて、その子どもの前で自殺を選ぶという最期を遂げて、花樹は一気に父親が犯した罪のことを子どもながらに受け入れた。否受け入れるしかなかった。母親はそれでも信じられなかったのか否定し続けていたが、世間はそんな二人にも注目する。 連日マスコミが母親や花樹の前に姿を現して、取材を求める。更にはネットで名前や住所が晒されて、家に「悪魔の家」「罪を償え！」そんな落書きをされたり、大量の紙が連日貼られる。当然ながら近所から向けられる視線もあり、花樹たちはすぐに違う場所へ引っ越すもの…すぐにネットで晒されて悪意を向けられるの繰り返し。それは母親と花樹だけに留まらず、祖父母や親戚の名前や住所も晒されて、悪意ある電話がかかってくるなど、また叔母は事件のことで婚約を破棄された。 事件は時が経つと取り上げられることは少なくなるもの保護された子が虐待の後遺症で死んでしまう度に、再び連日事件のことが取り上げられる。そのニュースやネットから事件の情報を経る度、自分の父親はとんでもない大罪を仕出かした、と花樹の中で被害者への罪悪感が膨らんでいく。 けれど母親は違っており……ようやくやってきた被害者への面会の時、花樹は即座に謝ろうとしたもの、母親がその前に被害者へ酷い言葉を投げた。 「アンタがあの人を誘ったんでしょ！」「子どもの癖して！アンタが悪魔よ！この淫売！！」当然ながら母親は以降被害者への面会を禁じられ、花樹も母親の犯した新たな罪をどう償えばいいのか分からず、現在に至るまでその子を含めて被害者たちには会いに行っていない。 またそれ以降花樹を取り巻く環境は大きく、更に悪化していく。祖父母は事件のショックに耐え切れなかったのか、相次いで亡くなってしまう。母親は以降完全に気が狂ったようにおかしくなってしまい、仕事のない日は家へ閉じこもることが多くなって、花樹へ大きく歪んだ形で依存していく。 母親は男に成長しつつある息子を夫の代わりのように憎み時には虐待していた。花樹が男に近付くこと・男としての欲を持つこと・自分の傍から離れることを許さず、小さな靴をわざと履かせて花樹に性同一性障害であることを偽らせ、女性ホルモンを打たせていた。現在もその影響で18歳にして身長は小さく、声変わりも迎えていない。 それでもどこに引っ越してもネットで追われることに耐え切れなかったのか、それともこれ以上生きていくことに希望を失ったのか。花樹が16歳の時に風呂場で自殺未遂を起こす。帰ってきた花樹に発見されて命は助かったもの、二人の状態に気づいた医者の判断により、母親は精神病院に入院させられる。以降は叔母が保護者として一緒に住むもの、事件で婚約を破棄されたことによりすっかり性格が変わってしまった叔母は、母親同様花樹を虐待するようになる。その頃から花樹は前髪を伸ばし始め、これまで以上に目立たないように心掛けるようになる。 17歳の時叔母は今までの謝罪だと言わんばかりに多額の生活資金を置いて、行方をくらましてしまった。それ以降は一人暮らしを続けるようになる。 事情2:花樹は母親と違って父親の罪を自覚している。出来れば両親の代わりに自分が償えることが出来ればと思っているもの、どうしたら償えるのか分かっていない。またあの事件の被害者たち…特に父親の被害者であり母親が酷い言葉を投げた山野月に、どんな顔をして会えばいいのか分からず、未だ彼らに会って謝罪することに心の準備が出来ていない。一方で誰も自分を知らない場所…海外に飛び出して暮らしたい・旅をしながらもっと広い世界を見たいとも考えている。けれどそんな逃げるような真似をしていいのか、で踏ん切りがついていない。 犯罪者の子は犯罪者というある説を見て以来、自分も将来父親のような大罪を起こすのではないか、と自身の将来に希望を持てないでいる。また男としての欲を持つ自分を酷く嫌って嫌悪感を抱いたりもするが、かと言って女性になりたいわけでもない。 13歳まで大阪に住んでいたため本来は大阪弁をしゃべるが、そのことで事件について勘付かれてようやく落ち着いた生活を壊されるのを恐れているため、決して人前では方言は話さない。こちらに来てからは家族の前でも標準語で話すことが多くなった。

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