タグ： 千代子ちょこ

華道の家元を継ぐことが定められている一人娘。 両親ともに華道の継承者で、現在は祖母であり教育者のおばあさまに厳しくしつけられている。 …という日常が嫌で嫌で仕方がなく、自由時間には積極的に外に繰り出し、バイトを掛け持ちし、自由を謳歌している。 UGNに対しては、一度保護されたものの、現在はイリーガルに落ち着いている。 なお、家から離れている時は、服装を大きく変え、自身を「僕」と呼ぶ。 家元(特におばあさまの前)では「私」と名乗り、綺麗な言葉遣いに戻る。 とはいえ、当然性別は女という自覚があるので、僕っ娘ではない(一人称は限定的に僕にはなるが) 戦闘時は、レネゲイドを使うと《異形の痕》の効果により、右目に黒い睡蓮が咲き視界を覆う。 その花が敵に毒を打ち込み、苦しめる。 黒い睡蓮はトロイア戦争でのロートスの木の伝説から生まれたRBの一種で、本体は睡蓮にしか見えない人型の姿で現れる。 (自分のみに見える幽霊のような感じ) ─百瀬 睡蓮の過去─ 親友とも呼べる幼馴染がいた。 おばあさまの目を盗んで抜け出した先に、いつも彼女がいた。 街に行って、山に行って。色んなものを彼女と見た。 それだけで、退屈な時間までのタイムリミットが惜しくなるほどの時間だった。 3年前。 あの日に全て変わってしまった。 何かに襲われて、自分だけがオーヴァードに目覚めて。 自分を庇って大怪我を負った幼馴染を置いて、復讐のためにそいつを手に掛けた。 戻った時にはもう、虫の息だった。 「また、一緒に……見に行こう……」 そんな言葉を聞いて、そっと冷たい手を握った。 それからのことはあまり良く覚えていない。 私はUGNに保護され、この力のことを知って、だからどうしたのだろう。 こんな力を手に入れても、もう二度と、彼女は戻ってこないのに。 私が殺したようなものなのに。

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