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【所持魔術/現在は使えない】祝詞各種(稲荷大神秘文、禊の大祓)、妖狐変化、狐火、刀身を清める お稲荷様を祀っている四之宮神社の息女。秋原高校2年2組。人を寄せ付けない性格で、友達と歩いているのを見たことがない。煙草の臭いがするため不良巫女と呼ばれている。小学時代に虐められており、中学時代から孤立していた。 幼い頃からマヨウモノが見える霊能少女であった。マヨウモノはこの世に未練を残した霊であると彼女は理解している。常世の者で無いそれらのものは、彼女に見られるが故に彼女が見える。また、彼女の周囲では心霊現象が起きやすい。これは彼女の周囲でマヨウモノが起こす行動が現実に反映されるからである。 マヨウモノとの接触はワルイモノを呼び寄せるため、神社外では「見ない、聞かない、話さない」の鉄則を持つ。マヨウモノたちとの接触を嫌い、学校では屋上で煙草を纏ってから帰宅する。融通の利かない性格であり、聞く耳を持たない。これは過去にマヨウモノとワルイモノに深く関わった所為で死にかけた経験によるものである。 おキツネさまの願いにより力を持たない唯の人間へと成り下がる。探索者達とは和解し、文句を言いながらも常に隣に居る友人になった。 ⇒親友達の願いによってマヨウモノやワルイモノとの干渉は無くなり平凡な日常を充実できるようになったのも確かだが、今まで視ることが出来ていたものに触れられなくなったのも事実である。例えば－－虐められていた玲子を支え、ずっと母親の様な存在であった白狐であるだとか。心の拠り所を失い、だからこそ「形あり目に見えるもの」に執着している。 また、他人に泣きながら謝られるという行為が弱いだけの自分と重ねて見てしまうために大の苦手。そのために本心では何れだけ容認することを嫌がっていても、その場凌ぎで許してしまう。最近の件で言えば天津神と国津神の御花枝夢との問題であり、虐めの加害者である貫田真希に胸の想いを吐露されたこと。しかし今では四之宮の巫女ではなく唯の一般人に成り下がっており、唯一そのことを知っている親友達にさえ離れられてしまったら自分はどうすればいいのだろうか？戎乃朱鳥の様に周囲を偽って生きていくしかないのか？しかし自分はそこまで器用な人間では無い、それならもう何も行動しないのが一番だ。それでは自分の意思とは何なのだろうか？と疑心暗鬼に陥り、自問自答を繰り返している状態。 探索者に対する好感度はマックスだが、それは親友達の側に居ると自分一人の選択を求められないから。「今の私には貴女達が居るわ」という言葉も自分自身の問題から目を逸らして思考放棄し、甘んじて依存しているだけ。 見えても視えなくても思い通りにならないなんて、彼女にとってもこんな世界は生き辛いだろうね。

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