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　 [特徴] 4,6：寄せ餌 人間以外の怪物に好かれやすい。誘拐されれば殺されずに監禁されるか、もっと酷い目に遭うこともある。 ─────────────────────────── [職業特記] ─────────────────────────── 元は北九州の港町出身で、高校までは地元にいたが大学で書道家の勉強の為に京都の大学に行った。そこで日本文学と中国古典に興味を持ち、結局は書道家の道を選んだが中国への憧れだけが強固に残った。 いつかは中国に行きたいが、中国語は点で分からない。難しすぎた。 小学校3年生の時に転校してきた九尾 伊緒(つづらお いお)と知り合う。髪の色と家庭の事情でクラスのガキ大将的な人物から嫌がらせを受けていた伊緒にただ一人、普通に接していたことで人嫌いの彼と仲良くなっていった。 「あんなん気にするだけ無駄やけん。 めかけ？とかよく分からんけど、それでお前がお前ってことが何か変わるん？変わらんなら関係ないやろ」 クラスに１人くらい謎にいる、集団の中にいつもいる訳ではないのに中心人物から一目置かれるタイプのクソガキだったので、蘭丸といるようになって少しだけ被害は納まった。 中学の時に1度あだ名が「お蘭」になりぶちぎれた事がある。 普段はボーっとしている事も多い面倒臭がり屋だがそれ故に喧嘩っぱやく、割と早い段階で説得を諦めて殴る。北九州人なので口は悪め。京都に行ってあまりのストレートな物言いにビビられたらしい。 初日に先輩から嫌味を言われて「いやいやそっちが陰険なだけやろ。これやから京都の人は怖いわー」と言って喧嘩になった。ちなみに武器はたまたま持っていた硯。先生からはこっぴどく叱られたが向こうは広辞苑だったので今でもあれは痛み分けだと思っている。 「高等学校教諭免許状【書道】＜国＞ (一種)」を取得し大学を卒業後、愛造港区に移住した。海が好きで、海の近くに住みたいと思った結果。 ただ地元に伊緒がいるので帰ろうかとも思ったが、ずっと一緒にいると伊緒が本当に人嫌いのまま一生を終えるのではないかと思い更に遠くに行くことを決意した。 大学の教授の推薦でとある流派に入ったが2年で喧嘩別れ。ただ師匠からの期待もあり暖簾分けという体を取らせてもらった為、『師範』の資格が持てた。それ以降はほぼ独学に師匠の流派のいいところ取りをし我流を形成。地道に展示会やSNSなどで作品を発表していたが、あるカップラーメンのCMでロゴと昇り龍のデザインを担当したことで一気に名が売れた。 現在は書道教室と由良成高校の書道課程の外部講師と本職の書道家という2つの草鞋+予備の草鞋という生計の立て方をしている。 何だかんだ言っても伊緒のことが心配で、ちょくちょく居住地である角島に顔を出しに戻っている模様。本人には断固として「仕事で来たっちゃけんね！」と言う。多分バレてる。 <心理学>があるのは、常に心を落ち着かせ自分と向き合い筆を握る書道家としての心得と、クライアントがどんなものを欲しがっているのか、現代の流行とは何かなど他人から読み取るために身に付けた。 伊緒との言い合いにも割と役に立つ。口では勝てないのでたいがい折れる。 <こぶし>が高いのは蘭丸の喧嘩っぱやさが原因。すぐに「なんかちゃ！」と言って拳を握る。悪い癖。 生徒と話している時とかは流石に標準語を意識して話すが、子供たちが悪ふざけとかし始めると「書道のモンで遊ぶなっちいいよろーもん！！！！」と北九州弁丸出しで切れ散らかし始める。片付けられない暴言に初見の子供は対外ビビる。 好きなものは書(ショ)関係と中国古典。 海。師匠。伊緒。食べ物なら焼カレーとばなな。 嫌いなものは甘いものと他人を馬鹿にする人間。犬。 シナリオ『ぎこちない同居』で恋人への責任を取り、一緒に暮らすことにした。愛造港区の古い和風の屋敷を買い取って(まさかの半額出して貰うという事件が発生。やだディレッタントっょぃ)、それに伴い教室も移転。広くなったし綺麗な屋敷が舞台となり割と生徒さん達には好評。 家にずっと伊緒がいるので毎日機嫌がいい。創作の調子も良い。ビーチコーミングを「浜辺のゴミ拾い」と言って喧嘩になった時は流石に謝った。ただいま代わりの趣味を探し中。もう一緒に書道したらいいやん？駄目なん？ シナリオ『縁と命は繋がれぬ』にて、悪戯好きの幽霊の友人が増えた。伊緒の物を勝手に食べるとキレる。 「くらすぞ成喜ぃ！面貸せ！伊緒のモン勝手に食うなっちいつも言っとろーが！！！！！」 被害に合うのが自分の物だと何も言わない。ずっと後で纏めて清算して頂くので。勿論、十一の利子付きだが。 シナリオ『渚に届くラブレター』にて、伊緒の事を忘れるという失態を起こす。万死。ただ不定の狂気に陥った伊緒と共に暮らした１ヶ月間は悪くなかったなぁと今でも思っている。渚に流した5つのラブレターは、勿体ないので下記に。 シナリオ『サムシングフォーを探して』にて、伊緒に野の花を12本渡す。ちゃんとした奴はいつかやろうな。今は仮予約ってことで。夢にはせんけーね。 [1週間スケジュール] 月水金→書道教室(16時~20時)＝子供 火→由良成高校臨時職員(9時00分~9時50分(2年)、11時00分~11時50分(1年)、12時00~12時50分(3年)の3枠) 木土→書道教室(9時~12時)＝大人 ※偶数週の水曜日はお休み ※空き時間は書作活動とお休み時間 ※年に数回個展を開いている。 ※要望があれば商業用のロゴも書く。 ※由良成の書道課程には香塚 海琴がいる。 昔から「恋人がいる」と公言しており、相手を聞かれたら濁していたが、取材などで『彼女か』と聞かれたら「いえ、彼女ではありませんよ？」と答えていた。 その後、引っ越しを期に「ゲイではないが恋人は男」ということを公式に発表した。自称「カミさん」で、飲み会の席とかも普通に「カミさんが待ってるんで」と言って断る。 書道教室の生徒達や奥様方にも動じず「カミさん」と言うが、伊緒が極度の人見知りな為絶対に合わせない。おかげで最近は「イマジナリー嫁なのでは？」とすら言われ始めた。 増えた家族の伊緒の愛猫「信長」にはちゃんと旦那認定されている。 年収400万。 誕生日は3月7日。 星座は魚座。 3/7：二輪草（ニリンソウ） 「友情」「協力」「ずっと離れない」 　 ：Canterbury bells（カンパニュラ） 「gratitude（感謝）」「constancy（不変、節操）」 　：オキナグサ 「清純な心」「告げられぬ恋」「何も求めない」「裏切りの恋」 ─────────────────────────── 【クリアシナリオ】 ・『ぎこちない同居』トゥルーエンド ・『縁と命は繋がれぬ』トゥルーエンド ・『渚に届くラブレター』トゥルーエンド ・『母なる海の鯨の部屋』トゥルーエンド ・『サムシングフォーを探して』トゥルーエンド 【知り合い】 ・九尾 伊緒(恋人+『ぎこちない同居』NPC)/いお、伊緒(真面目な時のみ) ・榊 八代(ゲーム友達)/八代 ・篠栗 純(ゲーム友達)/じゅんじゅん ・楽間 成喜(友人。結局色々踏み倒された挙句、手の届かないところに逝ってしまった。あの世できっちり返して貰うけぇねこんクソガキ！！！)/成喜 [遭遇した神話生物] ・ラム ・ティンダロスの猟犬(一瞬だけ) ・物体X(鯨として) ・イス人(面識はない。音声のみ) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【渚に流したラブレター】 ①：ベコニアの押し花。 親愛なる伊緒へ。 そもそも手紙なんていう文化は、書道家である俺の領分であって、それを先にされてしまうと立つ瀬がないという奴だ。 まさか2度も伊緒の事を忘れてしまうなど、不甲斐ない俺の事を赦してくれとは言えない。ただこれだけは伝えたい。何度忘れても、何度生まれ変わっても、俺はまた伊緒に恋をするよ。 愛を込めて。 瑠璃垣 蘭丸より。 ②：ブーゲンビリアの押し花。 親愛なる伊緒へ。 ボトルメール、ちゃんと届いているでしょうか？ 波なんて読めないので、どこか別の人の手に渡っていないか不安です。もしこのラブレターを伊緒以外の人が拾ったのならば、そっと海に投げ返してください。俺が愛する九尾 伊緒は、この世にたった一人です。 今夜は月が綺麗です。貴方と見上げられることが何よりも嬉しい。 愛を込めて。 瑠璃垣 蘭丸より。 ⓷：ペンステモンの押し花。 親愛なる伊緒へ。 どうしても伊緒が離れなかった1ヶ月間の話をしよう。困ったように仕事に行っていたと、お前には見えたことでしょう。だけれども俺はずっと、ずっと嬉しかったのです。学校では生徒に良いことがあったのかと言われ、教室では奥様方から幸せそうだと笑われました。俺は顔に出やすいらしい。 人見知りな伊緒をどこかに連れ出すつもりはないけど、こうやって穏やかに日々を過ごす幸せが、永遠に続くことを願っています。 愛を込めて。 瑠璃垣 蘭丸より。 ⓸アングレカムの押し花。 親愛なる伊緒へ。 流星群が見える、7月。風邪を引いた伊緒の看病をしながら、こっそりとこれを書いています。暑い夏にクーラーを嫌うお前だから、扇風機の風に煽られて筆が便箋を滑っていきます。正直書きにくい。 早く良くなるといいな。そうしたら散歩に行きましょう。一緒に。 愛を込めて。 瑠璃垣 蘭丸より。 ⓹桔梗の押し花。 親愛なる伊緒へ。 俺が受け取ったラブレターが5つだったので、これが最後のボトルメールです。もしまた伊緒が書いて、流してくれるというのなら、また返事を書きましょう。 伊緒。この手紙が届く時、お前は何をしているのだろうか。隣に俺はいるだろうか。それだけが心配で、だけどこっそり、俺が隣にいることを確信しています。 いつも本当にありがとう。口下手なお前が必死に言葉を探して狼狽えるところが好きです。書斎に籠る俺を心配して、真夜中におにぎりを握ってくれるところが好きです。人好き合いが苦手過ぎて、他人の目が見れない貴方が好きです。俺の名前を優しく呼ぶ、お前の声が好きです。 綺麗な指先も、よく泣く瞳も、微笑む唇も、キラキラと月明りを反射する銀の髪も。誰よりも、何よりも。ずっとずっと、愛しています。この世の何よりも、永遠に。 愛を込めて。 瑠璃垣 蘭丸より。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

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