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化学科 2.技能値に関して 2.1.技能ポイントの算出 学生探索者はEDU×10、INT×8の技能ポイントを割り振ることができる。 職業技能が決められていないため、探索者はポイントを任意の技能に割り振ることができる。 2.2.技能値の上限 各技能値に関して、学生探索者を創造する際には、それぞれの技能に振り分けることができる技能ポイントに対して、上限が設定されている。 ・学術・知識技能：上限値20％ 医学、オカルト、化学、経理、考古学、 人類学、数学、精神分析、生物学、地質学、 天文学、物理学、文学、法律、ほかの言語、 薬学、歴史、植物学、暗号、宗教・哲学、動物学 ・火器技能：上限値40％ 拳銃、ライフル、ショットガン ・趣味/職業技能：上限40％ 運転、鍵開け、隠す、隠れる、機械修理、 聞き耳、芸術、忍び歩き、写真術、重機械操作、 電気修理、図書館、目星 ・野外/運動技能：上限60％ 回避、キック、組み付き、こぶし、乗馬、 水泳、頭突き、操縦、跳躍、追跡、 投擲、登攀、ナビゲート、博物学 ・社交/対人技能：上限35％ 言いくるめ、心理学、説得、値切り ・特殊技能 《学内評価》：技能値を割り振ることはできない。 《学内知識》：アーカム出身であれば初期値10％、上限値30％。それ以外の出身であれば、初期値0％、上限値5％。 《母国語》：初期値EDU×5、上限値80％。 《信用》：学外において、学生の信用度を表す。また、学生の《信用》の値は父親の社会的地位に依存する。以下の表を用いて決定するか、KPの合意の上で自由に決定することができる。上限値は初期値+5％である。 1d10 1.低所得層：16％ 2.中間所得層：17％ 3.〃：18％ 4.中高所得層：19％ 5.〃：21％ 6.〃：23％ 7.〃：25％ 8.高所得層：30％ 9.富裕層：60％ 10.特権階級層：90％ また、《回避》と《母国語》を除く各技能の初期値は全て半分（端数切捨て）である。 2.3.追加された技能 《学内評価》 大学内において《信用》と同じように用いられる技能。全ての学生は0％から開始され、各セメスターで合格点（Ｃ評価）をとるごとに+5％されていく。また、その他にも学生の行動に応じて増減する。 《学内知識》 ミスカトニック大学に関する様々な知識。アーカム出身であれば初期値10％、上限値30％。それ以外の出身であれば、初期値0％、上限値5％。 《植物学》 植物に関する知識。未知の植物に関しても、推測をすることが可能になる。 《暗号》 既存の暗号を用いた暗号化、およびそれらの解読に関する知識。未知の暗号に関しても、複数回のロールや決定的成功によって解読できるかもしれない。 《文学》 詩や小説などの文学作品に関する知識。文学作品に対して、批評を行うこともできる。しかし、文学作品を作ることはできない。その場合は《芸術：文学》などが必要。 《数学》 単純な算数から、複雑な方程式まで、数学に関する知識、および計算能力を表す技能。 《宗教・哲学》 宗教や哲学に関する知識。哲学者らの思想に関しても推測することができるが、独自の思想をつくることはできない。その場合は《芸術：宗教》や《芸術：哲学》などが必要。 3.学校生活について 3.1.学部と学科 ミスカトニック大学には4つのカレッジ、さらに細分化された複数の学部と学科が存在する。 3.1.1.言語・文学・芸術カレッジ ・古代文化学部 古代史学科、古典学科、考古学科 ・芸術学部 芸術学科、音楽学科 ・人間行動学部 人類学科、地理学科、歴史学科、心理学科、計量社会学科 ・修辞学部 古典語学科（ギリシャ語、ヘブライ語、ラテン語）、英語学科、現代言語学科（イタリア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語）、東洋研究学科 ・自然および啓示宗教学部 哲学科、宗教学科 3.1.2.科学カレッジ ・応用科学部 工学科、冶金学科 ・自然科学部 天文学科、生物学科、地質学科 ・物理科学部 化学科、物理学科 ・数学部 数学科 3.1.3.医学カレッジ ・医学部 ・看護学部 ・体育学部 3.1.4.法律およびビジネスカレッジ ・経営学部 経営および経済学科 ・法学部 3.2.学位の習得 学生は、自身の所属するカレッジごとに、学位習得プランが決められている。 卒業までに毎年32単位を、平均してＣ評価で合格しなければならない。 各科目は内容に応じてレベルが定められている。 0-99：補修講義 100-199：新入生または好奇心旺盛な他学科の学生に向けた基礎的な科目 200-299：専門学科もしくは熱意ある他学科の生徒に向けた講義。本来は2年生向けである。 300-399：専門的な内容を取り扱っており、分析や解釈などを必要としている。ただ出席をするだけでは不十分であり、詳細なリポートや論文の提出を求められる。 400-499：3年生や4年生、大学院生を対象とした少人数の講義である。広範な資料の読み込みを前提とした議論や討論を主軸に据えており、あいまいで未知の領域が議題であることが多い。 500-599および600-699：大学院生向けの講義であり、一部の成績優秀な3.4年生が混じることもある。講義は少人数のゼミやセミナーのようであり、教授の専門分野における難解でタフな問題に関する共同研究のようなものである。定期的に開かれる講義ではなく、課せられた課題に対して探索者が独自に研究し、論文（おそらく日本における卒業論文などに匹敵する）を提出することが求められる。 3.2.1.言語・文学・芸術カレッジの習得プラン ・必修4科目（100レベルの講義） 以下の4科目を受講。 英作文、数学概論、合衆国史、芸術史or音楽アンサンブルもしくは音楽レッスン。 ・現代外国語もしくは古典語 以下の言語から、1つを選び、4セメスターの間受講する。 フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、古典ギリシア語、古典ラテン語 ・数学および科学 100もしくは200レベルの講義を3セメスター受講。ただし、以下の科目から最低2つの異なる科目を選択。 生物学科、化学科、数学科、物理学科 ・文学、必修講義 イギリス古典文学（200レベル）、いずれかの文学の講義を1つ受講。 ・体育 健康促進プログラムもしくはチームスポーツから1つを選択し、2セメスター受講。 ・専攻科目 専攻分野から10科目受講、最低5つは300レベル以上の専門課程でなければならない。 ・副専攻科目 副専攻を4科目受講、最低2つは300レベル以上の専門課程でなければならない。 ・選択科目 各セメスターごとに2科目まで、合計で4科目受講。最低2つは300レベル以上の専門課程でなければならない。 3.2.2.科学カレッジの習得プラン ・必修4科目（100レベルの講義） 以下の4科目を受講。 英作文、数学概論、合衆国史、芸術史or音楽アンサンブルもしくは音楽レッスン。 ・現代外国語 以下の言語から、1つを選び、4セメスターの間受講する。 フランス語、ドイツ語 ・数学 現代計算法（200レベル）を2セメスター受講。 ・物理学 物理学科目から2科目受講、最低1つは300レベル以上の専門課程でなければならない。 ・哲学 自然哲学および科学的思考基礎（100レベル）を受講。 ・化学 実験手順基礎（100レベル）を受講。 ・英語 作文および表現技術（100レベル）を受講 ・体育 健康促進プログラムもしくはチームスポーツから1つを選択し、2セメスター受講。 ・専攻科目 専攻分野から7科目受講、最低3つは300レベル以上の専門課程でなければならない。 ・副専攻科目 副専攻を4科目受講、補完しあう2つの分野に分けてもよい ・選択科目 各セメスターごとに2科目まで、合計で4科目受講。最低2つは300レベル以上の専門課程でなければならない。 3.2.3.医学カレッジの習得プラン ・必修4科目（100レベルの講義） 以下の4科目を受講。 英作文、数学概論、合衆国史、芸術史or音楽アンサンブルもしくは音楽レッスン。 ・現代外国語もしくは古典語 ラテン語修辞学（100レベル）を2セメスター受講。さらに、初年度にドイツ語かフランス語を2セメスター受講。 ・数学 高等数学の医学への応用（200レベル）を受講。 ・化学 有機化学（200レベル）を2セメスター受講。 実験手順基礎（100レベル）を受講。 ・生物学 生物学から4科目を受講、最低2つは300レベル以上の専門課程でなければならない。 ・生命科学 生物学もしくは動物学から2科目受講。 ・体育 健康促進プログラムもしくはチームスポーツから1つを選択し、2セメスター受講。 ・専攻科目 専攻分野から7科目受講、最低3つは300レベル以上の専門課程でなければならない。 ・医学カリキュラム 人体解剖学（300レベル）を2セメスター受講。 医学診断（400レベル）を2セメスター受講。 専門課程の300レベルから400レベルの講義を4科目受講。 インターン科目（400レベル相当） ・選択科目 各セメスターごとに2科目まで、合計で2科目受講。 3.2.4.法律およびビジネスカレッジの習得プラン ・必修4科目（100レベルの講義） 以下の4科目を受講。 英作文、数学概論、合衆国史、芸術史or音楽アンサンブルもしくは音楽レッスン。 ・現代外国語もしくは古典語 以下の言語から1つを選び、4科目受講。 イタリア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、古典ギリシア語、古典ラテン語 ・哲学 倫理学基礎（200レベル）に加え、1科目受講。 ・歴史 300レベル以上の専門課程の科目を2つ受講。 ・英語 上級英作文（200レベル）と議論および討論（300レベル）を受講。 ・体育 健康促進プログラムもしくはチームスポーツから1つを選択し、2セメスター受講。 ・数学および科学 以下の最低2つの異なる学科から3科目受講。 生物学、化学、数学、物理学 ・法カリキュラム イギリス慣習法（300レベル）と合衆国憲法判例（300レベル）を1セメスター受講。 契約理論（300レベル）、刑法基礎（300レベル）、不法行為（300レベル）、不動産および動産概論（300レベル）を2セメスター。 ・副専攻科目 副専攻を4科目受講、最低2つは専門課程でなければならない。ただし言語・文学・芸術カレッジ以外の科目を選択する場合は、学科の許可が必要。 ・選択科目 各セメスターごとに2科目まで、合計で4科目受講。最低2つは300レベル以上の専門課程でなければならない。 3.3.セメスターチェック 探索者は各セメスターごとに、6回のセメスターチェックを利用できる。このチェックは、探索者がその科目、もしくはその活動に割いた時間を表している。それぞれの活動によって、探索者は技能を1つずつ成長させることができる。 探索者は各セメスターのはじめ、受けたい講義や活動を選ぶことができる。その対象は、大学の講義、スポーツチーム活動、アルバイト、趣味、レジャー、クトゥルフ神話研究、クラブ活動、そして社会生活である。 それぞれに、完全なチェック、もしくは半チェックを費やすことで、探索者がセメスターの間に何をしていたのかを表す。 完全なチェックでは1d10ポイント、半チェックでは1d6-1ポイントの技能値を獲得する。 3.3.1.講義 探索者にとって最も重要な活動である。探索者は各講義に対して、完全なチェックを費やす。もしも、その講義で手抜きをするならば、費やすのは半チェックでもよい。ただし、講義において成長する上限は、講義のレベルに応じて変化する。探索者は追加で半チェックを、とりわけ難しい講義に費やすことができる。その場合、探索者は成績ロールに+30％の補正を得る。 100レベル：基本成功率+10％ 200レベル：基本成功率+20％ 300レベル；基本成功率+30％ 400レベル：基本成功率+40％ 500・600レベル：基本成功率+50％ ただし、大学の講義を受けるだけでは、技能値を50％より高く成長させることはできない。それ以上の成長は実践の中で得られる。しかし、セメスターを理論的な研究に打ち込んでいる探索者は追加の技能ポイントを得られる可能性がある。 探索者の成績を決めるために、プレイヤーは以下の方法を利用する。 セメスター終了時に、探索者は科目ごと、以下の表を用いて判定する。 ・成績ロール 《研究》+（現在の技能値-講義によって成長する上限値）+半チェックごとに30％ 1d100の値が計算式以下であれば、その講義でAの評価を得る。 計算式の値より10大きくなるごとに、評価は1つ下がる。00の場合はさらなる低下を招く。 また、以下のような修正値が適応される。 ・一夜漬け 試験前日に一夜漬けした探索者は《アイデア》で判定する。 成功した場合は、成績ロールに+10％のボーナスを得る。しかし、獲得する技能値は-2される（最低でも1ポイントは獲得する）。 ・カンニング カンニングするために《幸運》と《隠す》or《忍び歩き》の両方に成功しなければならない。 成功すれば成績ロールに30％のボーナスを得るが、どちらかに失敗すればボーナスはなく、両方失敗すればカンニングが露見する。その場合、探索者はよくて停学、場合によっては大学から完全に追放される。 ・ストレス ストレスは探索者の学業に悪影響をもたらす。 探索者がセメスター中に失った正気度ポイント（ただし、社会生活にセメスターチェックを割かなかった場合の正気度喪失は含まない）と同じ値だけ、探索者の成績ロールからマイナスする。 3.3.2.スポーツチーム 大学代表チームに参加する探索者は、その活動のために完全なチェックを必要とする。もしも、さぼるようならばベンチ入りやチームからの追放を余儀なくされるだろう。遊びやクラブのような軽いものならば、半期のチェックでも可能になるかもしれない。 3.3.3.アルバイト 貧しい学生の場合、小遣いを稼ぐためにアルバイトをしなければならないだろう。 半チェックならば週に5～7ドルほど、完全なチェックならば週に15ドル以上稼ぐことも可能である。 3.3.4.趣味 探索者は、自身の個人的な活動のために時間を割くこともできる。この活動で成長する技能は、様々なものがあるだろう。もちろん、ほどほどにしておけば半期のチェックで済む場合もある。 3.3.5.レジャー この活動は、探索者が友人たちとパーティーやキャンプ、その他様々な快楽的な活動に時間を費やしたことを表す。この活動を行った探索者は半チェック1つに付き1d3の正気度を回復することができる。ただし、これによって回復する正気度が、初期の値を超えることはない。 3.3.6.クトゥルフ神話研究 探索者がクトゥルフ神話に関する書物などを研究する際、完全なチェックは18週間、半期のチェックは9週間の研究を行ったということを表す。また、さらに半期のチェックを追加した場合、3週間分の研究が行われたことになる。 探索者が魔導書から呪文を学ぼうとする際は、半チェックが必要である。費やした探索者は魔導書から1d3個の呪文を学ぶことができる。 3.3.7.クラブ活動 大学内におけるどのようなクラブであっても、その活動のために最低半分のチェックを必要とする。もしもリーダーのように活動の中心的なメンバーであれば、完全なチェックを必要とする。どのような技能が成長するかは、そのクラブ活動の内容による。 3.3.8.社会生活 よく食べ、よく眠り、友人と充実した日々を過ごす。そんな何気ない毎日の活動に、学生は完全なセメスターチェックを1つ費やす。この活動は、どんな技能も成長させることはないが、キャンパスライフにおいてかかすことのできないものである。 セメスターチェックを上乗せした場合、探索者はキャンパス内において目立った行動をした、ということを意味し、《学内評価》を+5％得るとともに、学内で行われた何らかのイベントの主役になるだろう。 しかし、費やすチェックを半分にした場合、それはすなわち探索者がほかの何かのために、夜更かしや寝坊、時には食事すら抜いていたということを示す。この場合、探索者は《学内評価》を5％と、APPを1ポイント失う。 チェックをしないということは完全に引きこもったことを示す。そのような探索者は、恩師や友人たちを心配させ、さらには自身の体を害すことになる。探索者は《学内評価》を15％と、APPを3ポイント失う。さらに、隔絶した部屋で過ごす孤独感から0/1d3の正気度を失う。

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