タグ： CoC C「夢見る世界の揺りかご」 メイン鍵キャラ NPC

ーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーー 【シナリオ上の主な情報】 探索者が序章終盤に出会う、刑事を生業にしているさっぱりした陽気なオッサン。 本編でPLの状態を確認したり、シナリオのサポート、管理など重要な役割を担っている。 PLへの好感度が設定されていて、最終のEDに関わってくる。 実際は刑事ではない。 地球が消滅する前までは元政府警備員だったが、事実上"生き残っている"のは創太郎1人となってしまっている為、元々あった秩序などは皆無である。 現実では眠りについている人々の生命維持船の管理を1人と無数のロボットでしている。 夢見の世界では自由に職業を転々としていて、割と楽しんでいる節もある。 ーーーーーーーーー 【ただ1人の人間】 実はヨグソトースの息子であり、髪や手袋で隠された部分は人間のものではない。 兄弟は完全に人間の姿をして生まれた長男、創一郎。化け物の姿で生まれた次男、創介。そして三男の創太郎はどちらも持って生まれた。 はるか昔、彼がまだ独身だった頃は生まれた当初の目的である父ヨグソトースを招来させるため、あらゆる手段を用いて知識や戦闘術を学んでいた。 その最中に知識欲と興味本意で妻となる女性と交際をする。 彼女と日々を過ごして行くにつれ、今まで眼中になかった人間性という知識を得ていった創太郎は、徐々に生まれた目的より、これからを生きる目的を考えるようになっていった。 そうして感情と人間性を成長させていく一方、自分が隠している醜い肌を嫌悪するようになる。 そして妻にプロポーズするその日、生まれてから今までの自分を全て捨て去る事を決意した創太郎は、忌み嫌われる事を覚悟の上で初めて自分の醜い姿を人前に晒した。 「見ての通り、俺は化け物だ。だがこんな自分でも人を…君を愛する事を許してほしい」 そう言って彼女に人間味のある右手と醜い左手の両手で指輪を差し出す。 「馬鹿ね、姿だけが全てじゃないわ」 そう言って差し出す指輪を持った両手を優しく握った彼女は、創太郎の伴侶となる事を受け入れたのだ。 こうして創太郎は自分以外に守るものが出来た。 人への愛情、喜怒哀楽の感情。 それはただ1人の人間である証明となった。 ーーーーーーーーーーーーーー 【喪失】 地球から人々を退避させるため生命維持船への誘導を任されていた創太郎は船から溢れる程の人数の多さに難色する。 その時、世界各地に現介する数多くの外なる神達。 その中には自らの父であるヨグソトースもいた。 一瞬、かの父がこちらを向いた気がした創太郎は背筋が凍りつき、一瞬で全身から冷や汗が出る。 急いで視線を切り、その場の仕事を放棄し、家族の元へと走った。 先に妻と娘を船へ乗せていた創太郎は息も絶え絶えになりながら船内を探す。 組まなく辺りを探し、ようやく見つけた愛しい者の姿。 外の様子を見ていたのか、妻は娘を抱えながら窓辺に佇んでいる。 だが時すでに遅し、その妻と娘の眼前には、窓を覆うように、かの父が隙間なく張り付いていた。 妻と娘は恐怖で引きつった表情のまま、瞬きもせず絶えなく涙を流し、声をかけても言葉は返ってこず、二度と創太郎に微笑むことがなくなった。 ーーーーーーーーーーーーーー 【永劫ともいえる生への覚悟】 ーーーーーーーーーーーーーー

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