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PC1行けそうなキャラ 美神 英雄 ﾐｶﾐ ﾋﾃﾞｵ ーある日の朝ー 目覚ましの前に起床し、身支度を整える。 人前に出る以上、みっともない格好ではいられない。 よし、これで大丈夫だ。 家を出る前に壁際の小さな写真の前で眼を閉じる。 行ってきます。 そう呟き、大切な剣を背負い家を出る。 何も変わらないいつもの日常。 そう、この剣を受け継いだあの日から。 その日は朝から浮かない気分だったのを覚えている。どうしても雨というのは苦手だ。否応無く沈んだ気分になってしまう。 そんな日にも変わらない日常はある。 何時ものように施設での訓練を終え、汗を拭っていた私の前に現れたのは、びちゃびちゃに濡れた見知った支部員だった。 突然の事に戸惑う私の前に差し出された一振りの剣。見間違える筈もない。毎朝見ている父の剣だ。 その一瞬で、理解してしまった。ああ、父には2度と会うことは出来ないのだなと。 大規模なFHの襲撃から、彼や瀕死のエージェント、逃げ遅れた一般人を守る為、両親はたった2人で残ったらしい。 彼が助けを呼んで戻った時には、そこに広がっていたのは激しい戦闘の爪痕と、既に死に絶えた母を守るようにして地に剣を突き立て立ち塞がる父の姿だったらしい。 なんて、誇りある死だろうか。 雨と涙でぐちゃぐちゃになった顔の支部員から剣を受け取る。 怒りは無かった。そこには両親の誇りがあったから。 迷いは無かった。既に決めていたことだから。 両親は常に言っていた。 「お前には力がある。 力の使い方を間違うな。その力は弱きを守る為に使え。 いつかお前がこの剣を受け継ぎ、人々を守り導く”英雄”になるのだ。」 と。 “シンドローム” 両親から受け継いだ 力 と剣を使い、 赤き閃光は戦場を駆ける。 その刃で力無き者達を守る為。

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