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　真砂立花は、壊滅した支部の人員を引き継ぎ再発足した支部の新任UGN支部長である。 　普段は支部のカモフラージュである表層部分の喫茶店「宇治苑」でマスターをやっている陽気なおっさんである。基本的にちゃらんぽらんな人物だ。 　彼は広域指定暴力団「早月組」の本家の三男坊として生を受け、やくざ稼業には手を染めずぬくぬくと育ってきたボンボンである。 　生誕時からオーヴァードとして覚醒していたが、実父であり早月組組長である早月源次郎の計らいにより秘匿され、組上層部のみが知り得る情報となった。この時より、早月組はUGNとの接触を図っている。 　長兄夫婦の"事故死"を境に実家とは距離を置くようになり（ただし高額な仕送りは受けていた）、高校卒業後は大学へは行かずモトクロスバイクの道に進み、その才能を開花させ数あるレースを総なめにした経歴を持つ。 　30歳で結婚し、婿養子として真砂家に入る。なお、真砂家は早月家の遠縁であり一種の政略結婚であるが、当人同士は胸焼けするほどラブラブなので問題はない。毎晩励んでいるものの、子供のできる兆しがないことに若干の不安を抱いている。なお、妻・芧は十歳下の25歳である。 　結婚を機にモトクロスレーサーを辞めた彼は実家のつてを頼りUGNに入社し（面倒な手配はすべて次兄・伝蔵がやってくれた）、最近になってちょうど開いた支部長のポストに収まることとなった。 　支部長となってからは仕事量が大増加したものの、要領が良いのか支部長室より喫茶店のカウンターに居るほうが多い。 　また、最近は遠方の支部とのやり取りを通じて、姪・馬場小窓の安否確認を行うのが日課となっている。 モーフィングバイク「スレイプニルMk-Ⅱ」 　彼がレーサー時代に愛機としていたオフロードバイク「スレイプニル」の名を受け継ぐ機体。 　こちらは戦闘用バイクのため、装甲が強化され車体も大型化している。排気量もそれに伴って増大化しているので、まさにモンスターマシーンと言える。 　ブラックのベースカラーにライムグリーンのラインパターンが鮮やかなデザイン。 モーフィングロボ「エッジファイター/セイバーモデル<マーク・イグジスト>」 　全高5m～15m（可変）のロボットで、二脚走行型。四角形をベースとした武骨なシルエットを持つ。椀部に鋭利なブレード「セイバーエッジ」を装備しており、これを用いた斬撃で攻撃を行う。 　また「セイバーエッジ」は分離・合体することで槍状の「シャインエッジ・ランス」形態をとり、必殺技「シャイニーバースト」を放つことができる。これは槍の切っ先に触れたものを結晶化させ、崩壊させる大技であるが、パイロットへの負担が激しいため一定期間に三度までしか使用することができない。

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