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4/2産まれ 父親がAPP18のやばい人(故人) 血に興奮する。色欲 [特徴表2015] 芸術的才能 [通過シナリオ]※はロスト ※罪を孕みし堕落の子ら 以下ネタバレ ============罪を孕みし堕落の子らネタバレ あなたは、お父さんによく似ているわね それが母親の口癖だった 私は父親の顔を知らない。名前も知らない。ただ、名字だけは知っている 「肚原」この名字は、ある日、離婚届を置いて失踪したという父親のものらしい 母は、未だにその離婚届を提出すること無く引き出しの奥に仕舞って置いている なにも変えず、ただ、ただ、ずっと夫だった人にしがみついている どうして、そこまでするのかはわからない とても美しい人だと母や周囲の人間から何度も何度も聞いているが 黙って妻と産まれたばかりの子供を置いて出ていくような人間にそこまでの魅力があるようには思えなかった ただ、両親ともに特別嫌いになるということもなかった。大きな感情を抱きはしないが、なんとなく胸に引っかかるものを抱えながら生きていた あの日までは 中学生になった私は、手にしたばかりの学ランを着て、はしゃいでいた お母さん！見て！と、ウキウキとした表情で見せに行く タイミングが、まずかったらしい 気がついたときには、母親に床に組み伏せられていて なにがなんだかわからない内に服を脱がされていて ああ、本当に、あの人に似ているわね。と、私の顔に包丁を突き立てようとしてきた それは、床に勢いよく刺さり、髪の毛がぱらり、と床に散った 殺される！ そう思った私は床に刺さった包丁を咄嗟に引き抜き、母親に向けるだけのつもりだったのに 思ったより近い所に居た母親の眼球にぐさり、と包丁が刺さってしまった 絶叫と、血溜まり。はじめての感触と、生温い血が私の手を濡らし私はその光景を見た時はじめて、母親を美しいと思った 気がついたときには、警察にいた 私の状況を見て、何かを察したらしく、丁寧に保護された それから、色々な家に引き取られはしたが、上手く行かず。私の異常性に気がついた人たちになにかされる前に、と この人里離れた学園を選んだ 母親を可笑しくした男物の制服は遠ざけて、髪を伸ばし女性の格好をして 一人称も俺から私にした。精一杯の女らしい口調も身に着けた ここに居れば、私が母や父に見つかることもないだろう、と 身体が変貌していくのを感じる ああ、きっと私はあのように醜いバケモノになるのだろう 嫌悪感はほんの少しだけ。それよりもこの体を、顔を捨てられることに幸福を感じている ああ、これでようやく、この顔を捨てられた

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