タグ： きしちゃん

バイリンガル - 海外で生活していた事がある。EDU*5%を最大3つまでの<ほかの言語>に割り振る事が出来る。 芸術的才能 - 稽古事を小さい頃に習っていたか実用ブログなどで人気を博している。任意の<芸術>1つにINT*3%を加える。PLは音楽、著述などの専門分野を指定する事。 　小さな頃に絵を褒められたことから、絵を描くことが生きがいとなる。 　小学生の小さなコンクールで賞を取り、中学生の部活にて表彰され、高校の大きなコンクールで入賞を果たした。 　順調に絵の実力を伸ばしていた優太郎は、20歳のときに絵を買ってもらう経験をする。 　決して目を見張るほどの高額ではなかったが、自分の絵が形となって認められたことが彼をさらに絵の世界へと連れ込んだ。 　しかし、その後の彼の絵は伸び悩み、美大卒業後は細々とバイトとポスターのイラストなどを担当して生活費を稼ぐ日々となる。 　それでも絵に関われているだけマシだと自分を納得させていたが、23歳のある日、飲酒運転の自動車事故にあい大怪我を負う。 　生死の境をさまよった結果一命は取り留めたが、左半身に麻痺が残ってしまった。　 　利き腕が左であったせいか、この日より彼は描きたいものを描けなくなってしまったのだ。 　唯一の取り柄であった絵を失った彼の周りでは人が徐々にいなくなり、肉親ですら彼を冷ややかな目で見る始末。 　事故の加害者から多額の慰謝料にて生活はできるものの、優太郎の人生は灰色となった。 　残ったものは、毎日描き続けてきた多くの絵だけ。 　一年以上の治療が終わり、退院から数日、彼は自分の絵が再び誰かに認められる可能性に思い至る。 　多くの画家が死後世間から評価されたように、自分も死んでみるのはどうだろうかと。 　 　上坂優太郎の願いは、自分の絵が、存在が再び誰かに認められることである。

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