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独野　丞之介（どくの　じょうのすけ）　大学三年生　21歳　男　　＜ロスト＞ 将来はIT企業に就職するべく、日々勉学に励んでいる真面目な大学生。 天涯孤独の身である彼は孤児院「虹のふもと」育ちで、高校を卒業して以来ひとり暮らしをしている。 彼が幼いころに父が起こした一家無理心中（練炭自殺）により、両親・兄・妹は死去。渡された睡眠薬を上手く飲めず、運よく生き延びた彼だけがこの世に残ってしまった。無理心中をした理由は、父の会社の倒産だった。 そんな彼にとって、「虹のふもと」は心安らげる唯一の場所だった。そこにいる自分と同じ「天涯孤独」の幼児たちや、そんな彼らにも、そして自分にも心から優しくしてくれた先生たち。 「虹のふもと」こそが、彼の帰る場所であり、守るべき場所。施設の決まりで高校卒業までしかその場に居ることはできなかったが、彼は今でも週に一回は「虹のふもと」に通っているし、就職し、安定した給料が入った暁には、支援としていくらか寄付をしたいと思っている。 彼が孤児院を出ていることは、どこからともなく、風のうわさで大学内にも広まっていた。 幼少期から両親がいないことでいじめられていた彼であったが、今更そんなことで心を病むほど自分の運命を悲観してはいなかった。 ただ独り歩きするうわさを、どこか俯瞰的に眺めては、少々の居心地の悪さを感じる日々。そんな日々の中で、彼を安らげていたのは孤児院だけではない。彼自身が趣味としていた、ウィンタースポーツだった。 体を動かしていると、日々の煩わしいことから解放される。そしてその中に特に楽しさを見いだせるのは、ウィンタースポーツだけであった。 決められた期間しか楽しめないそれを、彼は全力で楽しむ。それはある意味で彼の人生そのもののようであった。 出自：天涯孤独 経験：有名人（大学内） 邂逅：幼子（彼（彼女）を見ていると、保護欲が沸き立ってくる）→名前を決めておく 衝動：飢餓（心に穴があく）→発狂の指針

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