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2015アイドルベース ・一家伝来の宝物 ・予期せぬ協力者 なんかすごい財閥のお嬢様。高貴で上品な環境の中、蝶よ花よと育てられた。 お城のような豪邸で、何でも言うことを聞いてもらえる、欲しいものはすぐに手に入る、 家族は甘々、皆が自分にへりくだってくるという夢のような日々を過ごしてきたため、 わかりやすくワガママタカビーな振る舞いこそしないもののナチュラルに自分がヒエラルキーの頂点であると思っている。 15歳の時、気まぐれに出掛けた先でスカウトされアイドルとして活動を始める。 事務所に所属して間もない頃アイドルユニットを組んでいたことがあるが、 メンバーを荷物持ちや小間使いだと思っている節があり、猛反発に遭い短期間で解散した。本人に悪気はない。 色々と難アリだが金の力とバリバリに整っている顔立ちによって事務所も無下に出来ないままソロ活動へ転向。 顔がメディアに露出すると可愛すぎるアイドル的なノリでバズるものの勢いに乗ろうと企画された握手会サイン会などは 「なぜこんなところに立って庶民の相手をしなければならないの？」となかなか開催に漕ぎつけずファンが定着しなかった。 最近やっとめちゃめちゃ豪華な会場なら撫子様が民草を気に掛ける会というスタンスで開催出来るようになった。お嬢様系アイドル。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 幼い頃に母親を亡くし、父親が超絶過保護だったため小中高全て男子禁制の女学園で過ごしており男性と触れ合う機会が極端に少なかった。 話すことがあっても父親と同年代くらいのおじさま相手。初めて若い男と関わる機会を得たのは一代目のマネージャーで、 免疫がなかったためちょっと交流を持っただけで「男性」に興味が湧き、お姫様の前には王子様が現れるものだ、自分に唯一足りなかったのは恋人だと気付く。 側近がラブラブコラ写真とかを作ってくれてキャッキャウフフしていたが、マネージャー本人にバレた時、相手は分別のある大人だったので丁寧に断られた。 しかし王子様と自分が結ばれることはこれまでの人生自分の思った通りに事が運んできた撫子様にとっては既に決定事項だったため、 お断りはなかったことになりちょっとしたやり取りをおとぎ話メガ盛りみたいな内容で家族に漏らすなどしたところ、 ９か月後何の力が働いたのかマネージャーが代わっていた。 二代目のマネージャーも同様に王子様役として気に入っていたが、側近の技術がめちゃめちゃすごかったのでコラ写真がコラとは思えない域に達してしまい、 しかもそれがあわや流出しかける事態になっており知らないところで色んな力が働き４カ月後マネージャーが代わっていた。 三代目のマネージャーは、これまでの２人であまり表に出すと結ばれる前に引き裂かれてしまうと学んだので機が熟すまで黙っているつもりでいたが、 その結果熟成されたストーカー行為を１１カ月後に目の当たりにした相手がＳＡＮチェックに失敗して辞職した。 現在のマネージャーは四代目で、爽やかな容姿と立ち振る舞いを「王子様役」としてとても気に入っている。 三代目の時と同じく周りに引き裂かれないように極力黙っているが、三代目が何故辞職したのかは目の前で悲鳴をあげられてもよくわかっていないので コラ写真や盗撮、その他金に物を言わせたストーカー行為（と本人は思っていない）はエスカレート中。 二人はしあわせに暮らしましたとさ、めでたしめでたし。と物語が結ばれる日を夢見るごく普通の乙女である。 ストーカー行為と度々見せる自分が頂点的振る舞いを除けばいい子。のはず。軽く接するだけの相手からは割と印象が良い。

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