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一人称：私　二人称：君　文字色：薄紫 元軍人現ボディーガード。日本：ドイツ＝３：１のクウォーター。動きやすいように男装をしている。本名はちゃんとあるがリズとしか名乗らない。 十代前半で身寄りをなくしドイツへ。軍の特殊部隊に入り当時の上司に心酔する。その上司が戦闘で死亡したあとは軍を辞め放浪するように日本へ。 ひょんなことでとある企業の社長子息(27歳美形)に出会い、そのまま雇われる。あまりに奔放で腹立たしいが仕えるには値する。あからさまな態度には出さないが盲目的な献身を捧げている。 例の上司が敬虔なクリスチャンだったので、その形見のロザリオを肌身離さず持ち歩いている。本人は全知全能の神を信じておらず、むしろ自分が思うただ一人(昔なら上司、今なら主)こそを神と祈って生きている。 戦うことしかしてこなかったため生活能力は低い。主がオカルト好きなので少しだけ詳しくなったが、自身の趣味等はなし。 【霧に浮かぶ都市】 無理矢理取らされた有休を友人二人と共にグアムで過ごすことになったリズは、観光地からの帰り道、車が故障した日本人教師を拾う。女性、アケミも拾ったので彼女を別荘まで送り届けるとお礼にBBQへと誘われた。 次の日、BBQをしている間に不思議な話を聞いた。いわゆる神隠しだ。昨日のアケミの体験もそれだと思われた。 三日三晩ホームパーティーをしていた一行だが、気付けば辺りは霧に覆われ、別荘から見える景色は見たこともない場所に変わっていた。 蛙のような二本足の生物に浚われたアケミを助け出そうと追いかけるも、戦闘しているうちにアケミは傍から見ても致命傷を負わされてしまった。自らの危険を冒しても助けるか、それとも見捨てるか。 リズは主人の物だ。帰らなければ。主の元へ帰りたい。強く強く念じたリズが次に目を開けるとそこは主人の邸宅の庭だった。 別荘ごと帰還したリズは心の底から安堵した。オカルト好きの主の楽しそうな様子には辟易したが。 【ガシャン！】

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