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元UGN本部査察部第4課所属のチルドレンで、現在は混沌化している日本支部の方へ派遣されてきているような形。いわゆる帰国子女。 第4課は通称『エスケープキラー』と呼ばれ、UGNの内定調査を担当し、組織内の不正や裏切り者をあぶりだすことを任務としており、組織を裏切り離脱した者を制裁する任務も請け負っている組織。必然的に内部を嗅ぎまわっているため、大抵の場合は仲間から恐れられている。組織内を見張る番犬であり、裏切り者をどこまでも追いかけて制裁を加える猟犬でもある。 生まれはアメリカで、親はわからない。天涯孤独というその背景から同国の研究所にて体のいいモルモットとして扱われていた。 とある日に覚醒し、それまでの復讐を果たすかのように研究者を全て殺害し、研究所をほぼ壊滅状態まで追い込んだ。 チルドレン育成施設にて一時期育つも、気性が荒いということもあって、同年代のチルドレンとは反りが合わずにいたところを四課の代表である『神の報復“フラガラッハ”』マリア・チェスノコフに拾われ、第4課で育つ。 その中で第4課としての心得を叩きこまれているので、戦闘に入れば残虐で冷酷、一切の容赦がない。 戦闘能力重視の戦い方をする。そのため左腕はまるまる機械化されており、武器が仕込まれている。 一方平常時は割とフランクなところがある。自身の事情には大して興味がないが、ずかずかと踏み込まれるのは嫌い。 一応四分の一かそれ以下、日本人の血が流れているという縁から1年ほど前に日本支部に派遣。現在使用している名前はUGN日本支部副支部長の“ネーム・オブ・ローズ”ローザ・バスカヴィルに便宜上渡された名前。特に気に入っているというわけでも、気に入らないというわけでもない。 現在はN市に派遣中。この派遣の間は一応N市支部所属であるが、後ろが日本支部・第4課であるために、支部内では孤立した存在になりつつあるが、別に気にしていない。 派遣中の任務はN市に潜伏するFHの動向調査と殺害、並びに『裏切り者』の処罰。 最初の任務はこれの範囲内ということで春日恭二及びシューラ・ヴァラの調査を行っていた。今回は謎の《ワーディング》とシャドウナイトの調査。前回一応こちらの調査もしていたが、関わりがないと判断した。 覚醒者の城守希に対する継続監視の命が下っていたが、護衛の任は解かれている。しかし面倒を見る気ではいるが、いつか来るであろう処分する日が楽しみでもある。 支部長の花谷優介と谷森義久から同業者の臭いを嗅ぎ取りつつも、以前言われた優しいという言葉に不快感を覚えてもいる。 そして今回の任務で、日本に来た目的のである奴のしっぽを捉え、仕留めるつもりである。

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