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(さじょう こう) 東京都内に小さな事務所を構える探偵。 今現在までの依頼人数は両手の指で事足りる程度である上に、 依頼内容も浮気調査や好意の相手の身辺調査・人探し・猫探し、と言った程度の低いものばかりで、本人としてはそれが気に食わないのが現状。 そんな現状を打開する為に、『大きな事件を解決する』ことが"いつか"の当面の目標。 個人事務所を開く前は自称・探偵として様々な状況の事件現場へ足を運んでみるような活動をしていた。 お金目的で探偵業をしているわけではなく、むしろあまりお金に困っている様子はない。 性格としては、比較的冷静で合理的、かつ極度の負けず嫌いで自尊心が高く、気付かれない程度の皮肉を言う。 自分の能力には自信を持っていて、それ故に内心では他人も能力で判断していたりする。 が、そんな内面を表出させてしまうと人間関係に亀裂が走ったり、 交渉が円滑に進まない・自分の評価が下がってしまう、という可能性がある為、 表面上は至って真面目でユーモラスな、あくまでも「気の利く気の良い人間」として通している。 下に見られることは嫌いだが、相手との関係を円滑に進める為ならば自嘲することも厭わない。 本質的にはあまり他人の気持ちに配慮しない人間。 コミュニケーション能力にも長けており、どんな相手でも上手くご機嫌を取れる。 "優秀な人間"というのが評価としては判然としているが、優秀な面が目立つからこそ大きな短所である『詰めの甘さ』が目立つ。 端的に言ってよくドジを踏む。 本人がそれに気づいていないのが最大の難点。 自称・探偵時代に事件のにおいを嗅ぎつけて事件現場に無断でやって来ては、 石に躓いて転んだり、騒ぎのどさくさに紛れて入り込んだ結果怪我をしたり、犯人に間違われたり、等のドジを踏むことが多々あり、 それが起因してか、彼を知るごく一部の、本人曰く"立場だけは偉い無能さん"たちからは、 「何処の誰かは分からないがあまりにもドジが過ぎる」ということから陰で『名無しのドジっ子探偵』と呼ばれ煙たがられている。 読書家だった祖父や父の影響で幼い頃からよく本を読み、 有名な探偵小説である『シャーロック・ホームズ』にも祖父からの勧めで出会った。 様々な苦い思いを抱えた思春期という時期に、 「自分というものを示す為には探偵しかない」と強く志させたことにはホームズが大きく影響している。 新聞で話題の事件を見つけては、自分の推理を警察官の知り合いに話すことが日々の暇潰し。 知り合いに話したその推理が当たっていたとしても自分の手柄には一切ならないことに時折歯がゆさを感じている。 考え事をする時に吸う程度の喫煙者だが、 知り合いから貰った事件の捜査資料に灰を落として軽く燃やしてしまうというドジをして以来、吸うのをやめようかと悩んでいる。 伝統や慣習と言ったものをあまり好まず、服装や食事、嗜好品などは比較的新しいものを選ぶ。 古典芸能といった意味での"伝統"は興味の範疇だが、世の中にある様々な悪しき伝統は滅ぶべきだと考えている。 好きなものは流行りものとナポリタンで、頭の悪い人間や肉体労働・痛いことは苦手。 性格上よく見栄や意地を張るので弱音を吐くことはほとんどしないが、痛みの部類にはとことん弱い。 《シナリオ》 ・大正X2U『怪盗×探偵』

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