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國崎家の次男。5つ上の長男と3つ上の長女がいる。爵位は男爵。 1代で平民から功勲華族へと成り上がった父「清隆」を尊敬しており、平民の模範となるよう自らを律している。 華族と言えど元々は平民出身ということもあり、元大名の家柄華族のような高いプライドはない。自身は家督を継ぐこともできず、男爵という肩書しか持っていないため多少裕福な平民のようだと思っている。本人は特別な才能もない平凡な人間で、経営能力に秀でた兄や交渉術を得意とする姉たちと比べられてきたため2人に対して劣等感を抱いている。 　この家に自分の居場所はないと思い士官学校へ入隊。新人にして少尉に任命され、その後シベリアへ出兵する。 　大正9年3.11　20歳の時やっと自分の居場所が見つかったと思った頃、尼港事件に巻き込まれる。現地の武装集団であるパルチザンに捕らえられ捕虜となるが、隊長が囮となり命からがら脱走する。脱走の際に多くの部下を失っており、目の前で撃たれる彼らを救えなかったことを今でも悔やんでいる。 　捕虜となっている間、敵に拷問を受けており全身に跡が残っている。顔の傷も前髪で隠している。 　シベリアから帰還後は僅かに生き残った部下数名と数人の新兵で小隊長を任されている。どのような無様を晒そうとも生き残ることを最優先し、もしもの場合は自分が囮になる覚悟でいる。 性格：真面目、温和、時々自虐 ◆【時の呪縛】（オリシ） 　大正12年のある日、飲み仲間である「松方珊瑚」「玻璃谷 珪」らとともにカフェー「カナリア」にてNPCから最近起きている「華族狩り」について捜査依頼を受ける。調査を進めていくにつれて帝都を脅かす陰謀の存在を知る。軍人として人民を守るため抗うことを決意。 　調査を進めていくと現在の政治に不満を持つ平民「尾崎毅」が神話生物「シュドメル」を招来し関東大震災を起こし、どさくさにまぎれ政治家として平民のための政治をしようと企てていた。大勢の命を奪うやり方に反発した國崎は尾崎を許さない考えでいた。尾崎に賛同する玻璃谷を誤って殺害、処置後息を吹き返したあと遺言を残し自殺。予想外の結果に発狂。不定の狂気で頭から血を流しこちらを恨めしい眼差しで見つめる玻璃谷の幻覚を見るようになる。 　特殊能力として「未来視」を獲得。松方の「時間跳躍」を駆使し2度目の過去へ戻り未来を変えるため奮闘。玻璃谷の説得の後、尾崎と黒幕と対峙する。 黒幕ことニャルの化身「ジャック」は隙をついて尾崎にナイフを振りかざすがそれを身を挺して阻止。腹部に刺し跡が残る。 　解決後、軍将校として軍に残るが、あの時の尾崎と玻璃谷の主張が耳に残る。この時代の現状を知ると自身も政治家としての道を目指すようになるが、それは遠い日の話である。

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