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王国のはずれにある剣道場を営む父に育てられた。 剣を振る父を見て育ち自分もと父に剣を教えてほしいと頼んだがお前は戦わなくても構わない、と言われなかなか剣を教えてもらえなかった。 15の時とうとう根負けした父が近接でなければ…と弓を教えてくれた。 父に戦いを教えてもらう日々は楽しく、練習もたくさんした。 弓の練習は楽しかったが憧れは捨てられず、昼の道場を思い出しながら密かに剣の練習もしていた。 道場の見様見真似ではあったが剣も様になってきたころ、実践を積むために旅に出ることにした。 父はそれを聞くとお前はいつかそう言うと思ったよ、と困ったように笑い、そして自分の腰に下げた剣を自分に渡した。 驚いた顔をする自分にお前の考えることは俺に似ている。気付いていないと思っていたのか、と今度は挑戦的に笑って。 そんなふうに旅に出たはいいのだが…自分が今こんなにも強くなりたいと思っているのは、なぜだったんだろう？ 父親の1人手で育てられたため男のような話し方をする。そしてたまにオトコノコ心がうずいている。 というか少なくともオトコノコ心は大なり小なりみんな持っているだろう…？とか思ってる しかし女の子らしいのが嫌、というわけではないようで、最近は髪…伸ばそうかな…などと迷ったりしている。

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