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<PC設定:簡易> 「赤川嵐、38歳、無職。趣味は料理と愛銃のメンテナンス、それに、トレーニング。元自衛隊だったが、訓練生活に嫌気が指して辞めた。親父も母さんももう死んでるし、身内との付き合いもまったくない、天涯孤独と言うやつだ。禄でもないおっさんだが、金だけは有り余ってる。何故っテ？　教えなーい」 「赤川風、16歳……っていう設定。趣味はJKをエンジョイすることとアカの料理を批評すること。何処かの島で目覚めたときは何もかもが新鮮で混乱しちゃったけど、今はアカや博士、学校の友達と過ごす毎日が純粋に楽しいよ。だから、自分の役割だって我慢できる。私がいなきゃアカは駄目駄目だもの」 「昔の俺は、まさかこんな未来に行きつくなんて思っていなかっただろうよ。親父の死体が帰ってこなかったのが実は空想に出てくるような化物に殺されたからで、そいつらを倒すための部隊に所属したと思えば小隊皆殺しだよ。死んだと思えば今度はUGNとかいう組織で蘇生されて俺も同じ化物になってるんだから、救いようはねえな。……ま、唯一の救いと言えば今の日常を存外悪くないと思えてることだろうな。だから、力を貸せよ。相棒、風」 <PC設定:詳細> 　嵐 　"戦闘画家ゲールパントル"と呼ばれているg支部アールラボ職員の女性と同棲している38歳無職。 　日がな一日掃除や洗濯といった家事を熟し、UGNやレネゲイド研究に関する論文を(勝手に)読み耽り、愛銃レッドテンペストのメンテナンスをして過ごしている。家から出るのは夜中のランニングぐらいで、イリーガルとしての仕事、風やパントルの呼び出し以外では殆ど外出をしない。するとしても、イージーエフェクト"天使の外套"を使用して外見を変えた上に、ボイスチェンジャーを用いて声を変えるなど、徹底して本来の姿を見知らぬ他者に晒さないように努めている。 　別に知られても問題はないのだが、本来の姿を他者に見られた場合面倒な事態に直面すると考えこのように徹底している。 　元ストレンジャーズで、狙撃手として小隊で活動していた。最終的な階級は２尉。小隊での作戦行動中に乱入してきたFHエージェントによって小隊が全滅させられ、嵐は致命傷を負いながらも小隊で唯一人生き残る。生死の境を彷徨う最中、ゲールパントルに発見されたことでUGNにて保護されるも、既に肉体の損傷が激しかったこともあって生存は絶望的であった。故にパントルの独断で賢者の石の胸部への埋め込みが行われ、結果として賢者の石の適合者となるオーヴァードに覚醒することで死の淵から蘇る。 　蘇生後はパントルの導きに従い、当人はオーヴァードの抹殺を目的として、秘密裏に任務や作戦に介入するようになる。この時、火力に特化させた改造大型スナイパーライフル、レッドテンペストをパントルから譲渡される。 　この時期は、命の恩人であるパントル以外のオーヴァードにはたとえUGN側であろうとも等しく殺意を示す程にオーヴァードへの憎悪を滾らせており、無断での賢者の石の使用、レネゲイドウイルスの強化改造なども合わさってパントルによってその存在を隠匿されていた。 　また、賢者の石の効力、レネゲイドウイルスの改造によって精神的に不安定であり、マリファナなどの薬物を度々服用していた。 　そんな日々が数年経った頃にパントルの提案で、面影島へ休暇に出される。 　過去に起こった事件について露も知らない彼は孤島という環境での緩やかな時間の中で荒んだ精神を安らげていく。 　島を訪れ数か月が過ぎた頃、彼は一つの夢を見る。その夢は、小隊の仲間たちがいて嵐もまた普通の人間であった頃の日常を形どったようなものであった。望むなら永遠に見続けていたい疵のない夢。だが、夢は夢であり彼もまたその夢から覚めなければいけない。そう言わんとするように、思い出の中でも彼の上司が頭を叩く。「私たち小隊の使命は、オーヴァードから人間を守ること。オーヴァードを殺すのは目的ではなく、手段に過ぎない」、その言葉と共に。 　夢から覚めた時、微かに感じた賢者の石の熱を感じ取れないほどに目頭の熱を感じていた。 　休暇から帰るとパントルの問題行動が明るみに出ており、その為に新興された支部であるg支部アールラボへの左遷が決まっていた。 　ストレンジャーズへの帰還も視野に入れていたものの、ストレンジャーズの現状を風の噂で聞きつけ、そこでは小隊の使命を全うできないと考えたことで、彼女に同行してg支部のある地域に移る。 　パントルの思惑、風を高校に通わせる事情もあって現在は専業主夫のような生活を送っている。 　 　風 　パントルの提案で面影島と呼ばれる孤島に休暇に出された時から自我を持つようになった女性の姿を取った従者。 　元々嵐が無意識的に作っていた女型の赤色の従者が更に人間と遜色ない姿に変化し、加えて以前までは存在しなかった自我が生じる。 　当初は嵐、風、パントル全員がこの異様な状況に混乱していたが、引っ越しが済んだ頃には状況の整理が済んだこともあって打ち解け、潜伏しているジャームや覚醒しかけているオーヴァードの捜索・保護を目的として風を近場の高校に入学させる手筈を固めるに至る。 　姿形こそ女子高生に近いものであるが精神は成熟しており、レネゲイドウイルスの力で生まれた従者であるという部分を除けば歳不相応に安定していると感じられる。そのせいで、友人たちからはおばあちゃんという愛称？　で呼ばれている。 　嵐に近しい性格をしているが嵐ほど棘が多いわけではない。嵐が普段から他者と積極的に関わろうとせず関わったとしても不愛想な態度しかとらないのに対して、風は他者と積極的に関わり、毒こそ吐くが純粋無垢な態度をとる。 　嵐は彼女の発現の原因が、島で見た奇妙な夢にあると考えており、小隊の仲間たちの想いによって彼女が生まれたのだ、とロマンチストのようなことを信じている。 　パントルは彼女の発現については予想外の事態であったが、嵐の蘇生の際に埋め込まんだ賢者の石の効力が消えていることから、賢者の石の変質に伴ったものであると仮説を立てている。 　シンドローム:ブラム＝ストーカー、エンジェルヘィロゥ 　賢者の石を埋め込まれオーヴァードに覚醒する以前からこの二つのシンドロームの傾向がイージーエフェクトとして少しだけ出ていた。例えば、自衛隊として活動していた時期には視力が人よりもかなり高くそれもあって狙撃手として高い能力をもっていた。また、血反吐を吐く程激しい訓練の最中でも異様に元気でいられた。 　致命傷を負った際には無意識的にブラム＝ストーカーの力で止血していたことで、失血死することなくペントルに発見された。 　使えるエフェクトは従者に関係するものが多いが、これは狙撃手時代に上官でスポッターだった女性を無意識的に構築していることが所以。弾丸として射出しているのは彼女が生前前線で敵を倒したいという旨の愚痴を彼に発していたことから、その言葉に導かれるかのようにエフェクトが発現した結果である。 　ワークス:UGNエージェント 　正式なUGNエージェントではないが蘇生後にUGNエージェントのように任務や作戦行動に介入していた。狙撃を目撃したエージェントたちの証言からこの介入者が赤く染まったストレンジャーズ特殊戦闘服を着用し、大型のスナイパーライフルを使用していたことが確認されている。その為、ストレンジャーズの隊員ではないかと憶測されている。その人物が今にも死にそうな顔で恨めしそうにこちらを睨みつけていたということで、遭遇者は皆が皆"朽ちた赤色"という名で彼を呼んでいる。 　カヴァー:無職 　正確にはUGNイリーガルであり専業主夫でもあるが、本人は自分のことを無職と称している。 　あり余った時間で、パントルが家に持ち込んでいるUGN関係の資料を読み耽っている為、UGNに関する情報に強い。 　無職でいる理由としては既に死者と同然である自分自身が世間に出ることで混乱が生じることを避けるのと、共働きを避ける意味合いがある。ただ、専業主夫と言えばどことなく威圧感が強い為、意味合いが単純なこともあって無職を自称している。 　覚醒:死 　生死の境を彷徨っていた状況で賢者の石を埋め込まれたことで、一度生命活動が停止する。ただ、賢者の石を埋め込まれた際にフラッシュバックした数時間前の惨劇によってオーヴァードへの殺意が爆発し、殺戮者としての衝動を伴って蘇生する。 　衝動:殺戮 　オーヴァード、ジャームに父親、小隊の仲間、想い人を殺されたことで生じた衝動。過去にはこの衝動に囚われ最早ジャームと同等のような状態であったが、現在は面影島で見た夢や風の存在もあってこの衝動を押さえつけるように意識している。 　ジャーム化した場合、風の自我は消滅し、彼は完全に殺戮兵器と成り果てるだろう。 　出自:天涯孤独 　彼が高校生ぐらいの頃に自衛隊所属の父親の死を一報が届く。しかし、その遺体が返却されることはなかった。母親は国を相手取って裁判を起こしたものの敗訴となり、上告も棄却される。それでも尚、諦めきれなかった母親は同じような境遇の人間を集め著名活動などの活動を積極的に行っていた。しかし、嵐が大学生の頃、体調を崩しそのまま死去する。 　嵐が自衛隊を志望したのはこれらの経緯があり、父親の死の真相を知る為であった。 　経験:技術畑 　大学卒業後、自衛隊に所属すると狙撃手としての腕を開花させる。それ故にストレンジャーズからスカウトされる。最初はその存在に半信半疑であったが、父親の死の真相を聞かされたことでスカウトを受ける。 　そこでの過酷な訓練、死と隣り合わせの環境に立たされたこともあって、狙撃の能力に磨きがかかる。 　UGNへ転向してからも、パントルから渡されたレッドテンペストを持ちパントルの強化改造実験の被検体としてパントルの研究のサポートをしていた。 　邂逅:無疵の夢 　人員が不足していたストレンジャーズであるが故に固い結束を持っていた。しかし、彼の所属していた小隊は言ってしまえばストレンジャーズの中でも異端分子を集めたような小隊であった。「オーヴァードから人民を守る事」を使命とするこの小隊は、UGNに所属するオーヴァードとも必要ならば協力し、悪い相手でないのなら積極的に友好を示していたからである。 　元々、彼がこの小隊に配属されたのも小隊の中に不和を齎す可能性を加味した結果である。しかし、小隊の副隊長を務め、彼のスポッター役の女性による矯正の影響でオーヴァードへの敵意が削がれ、小隊に馴染んでしまった為、この思惑はご破算となる。 　それ故に、オーヴァードとなった後の彼の精神状況は最悪な状態になっていた。元々持っていた敵意が完全に殺意へと転化したためである。 　そんな彼の転機となったのが、面影島で見た夢である。 　小隊時代に過ごした日常を鑑写しにしたような夢が、彼の中で眠っていた思い出を呼び起こす。 　それでも、夢の最後には彼女が現れ彼の頭を叩く。いつまでも眠っているんじゃないと言わんとするように。 　この夢を見た後、嵐の傍らに姿を現したのが風であった。無意識的に作り出していた女型の従者。赤色しかなかった従者には実に多彩な色が付けられていた。本当の人間のように。 　そして、彼女は自分の意志とは全く異なる自我を有していた。 　故に彼は、この少女が小隊の仲間たちの想いが生んだ愛し子とも言える存在だと考えることにした。 　所持品 　レッドテンペスト、ウェポンカスタマイズ 　オーヴァードの使用を前提とした大型スナイパーライフル。加えて、嵐の従者が弾丸として装填されることを想定された改造が施されている為、破壊力が通常のものよりも強力になっている。 　荒んでいた時期からレッドテンペストに対する愛着が強く、暇さえあればメンテナンスをしその時だけ安らいだような顔をするほど。 　現在もその愛着は衰えておらず、レッドテンペストのことを相棒と称している。 　 　デモンズシード 　パントルによる強化改造実験の賜物。弾丸として打ち出す従者の破壊力が上昇し、殺傷性が増したがその分衝動を強く揺さぶられる為、精神的に不安定になる。 　ドロップアウト、ストレンジャーズ特殊戦闘服 　元ストレンジャーズ。パントルに保護されたことで現在もUGNイリーガルとして活動しているが、戦闘が想定される場合には特殊戦闘服を身に纏う。 　彼の持つ戦闘服は彼の血と上官の血によって全体的に煤けた赤色となっている。近づいて嗅いでも一般人には血の香りはしないが、感覚が鋭い者には未だに香るかもしれない。 　ギャランティプラス 　現在は割と定期的に仕事が来る為、懐が潤っている。また、パントルから幾らかの小遣いを貰っており、大体それを貯金している為金だけは有り余っている。 　ボイスチェンジャー 　普段から身に着け、地声とは全く異なる声が出る(CV:藤原啓治) 　情報収集チーム 　パントル絡みで知り合ったg支部アールラボのメンバー、g支部支部長の伝手のメンバー 　 　コネ:UGN幹部、コネ:噂好きの友人 　噂好きの友人に関しては風の持っている伝手 　思い出の一品 　小隊時代に仲間たちと取った写真。女傑の醜態が映し出された貴重な品 　ロイス 　Dロイス:無疵なる石 　面影島で見た夢の中で、体内に埋め込まれた賢者の石が変性したもの。 　島の地下に眠っているオモイデ様と呼ばれる巨大な賢者の石は今もなお休眠状態であったが、嵐の体内の賢者の石が彼の一部であった為か、今にも崩壊しそうな程衰弱した精神を繋ぎ止めるために差し伸ばされたものなのか、どちらにせよ彼の中で眠っていた想いは呼び起こされ、彼の賢者の石はその性質を大きく変化させた。 　また、この変性が原因で彼の従者に自我が芽生え、彼女の意志によってその力を行使することができるようになっている。 　※Dロイス”無疵なる石”はダブルクロス2nd editionソースブック『ハートレスメモリー』記載の同名キャンペーンシナリオ「ハートレスメモリー」で使用されたものをトレイルデータとして再構成したものです。詳細は”RU”P108に記載されています。 　 　ゲールパントル 　UGNアールラボ職員の日本人女性。善人の性質が強いものの、自らの思惑を達成する為には規律や周囲の目を顧みずに行動する為、命令違反など問題行動を度々行う。 　オーヴァードで、元は前線で活動していたUGNエージェントであるがその頃にも問題行動を度々起こしていた為に、アールラボに左遷される。左遷後も、嵐を利用して前線への介入を行っていたがやがて浮き彫りになると新興されたg支部への左遷が決まる。 　左遷先のg支部アールラボでの研究などに不服はなく、仕事を楽しんでいる様子。現状は問題行動といったものが浮き彫りになっておらず、大人しくしているようではある。 　嵐は彼女に対して命を救ってくれた上に戦うための力をくれた恩人と称しているが、現状では彼女の生活力のなさに驚愕しており、意気込んで働きに出ることができない 　赤川風 　小隊の仲間の想いが詰まった愛し子。ただ、彼女の力を使いジャームを殺している現在の戦闘スタイルに対して強い罪悪感を覚えている。その為、極力彼女のしたいようにさせてやろうと思っている。 好きなもの:ハンバーグ(嵐)　ハンバーグ(風) 嫌いなもの:ベッド下に溜まる埃(嵐)　レッドテンペスト(風) 苦手なもの:味方のオーヴァード(嵐)　嗅覚の鋭い人や犬(風)　

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