タグ： 伊織梨 めり込み本丸

練度57+3(もしも生きていたら上がっていた練度) 【兄者が先にいて少し驚いたが、兄者が教えてくれた世界はとても煌めいていたぞ。】 兄者がとても好き、どの兄者も大切だが1番は自分の本丸にいる兄者。兄者に誰も傷つけさせたくない、仲間に兄者を傷つけて欲しくないと思ってしまったが故に自己犠牲をしてしまったどこか心の在り方が歪な個体。 誇り高き刀、だからこそ遠征先で出会った兄者の同位体に取り憑いてた神話生物を許せなかった。自分の手で、蹴りをつけたいと思っていたが神話生物の方が1枚上だった。結果乗っ取られたが、最後の抵抗で自害した。自刃したのは自分が乗っ取った神話生物が2振りを傷つけるのがどうしても嫌だったからのと、負担を減らすため。2振りが戻る前に自刃しきるつもりだったが手間取ってしまい自刃の瞬間を見せてしまったのが唯一の後悔。【気にするな】たった一言さえ言うことが出来なかった。 誇りを守ることが出来たことが何よりの喜びだったが、最期まで悲しい刀だった 【それ】に入ってたのは人によってはガラクタに見えるかもしれないが、膝丸にとってはとても大切なものだった。兄からの初めての贈り物。くだらないと笑われるだろうが、それでもひとつの想いの形。兄が選んでくれた、たったひとつの宝物。お揃いの巾着に大切にしまわれている、ビー玉。たとえ気まぐれでも俺にとっては大切なのだ ところがどっこい何の因果かまた兄者と再開してしまう。あ、小烏殿も一緒にいたぞ。また話すことが出来て、想いを伝えられて、戦えて、決別も出来て、ほんとうにありがとう小烏殿。…いや兄者を引き込んだのは俺のせいでもあるな？すまない…。最期に名前を呼ぶのはずるいぞ兄者…。会えただけで嬉しかったのに、それだけで良かったのに別れ際で涙が止まらなくなってしまう。こんなわがままはダメだと言うのに止まらなくて少し自己嫌悪。2振り目のことを考えてほんの少しだけ悶々としたりもした。…全て終わったら、また会うと言う約束をして、2人は本当の意味で別れた。武器としての終わり方が出来て、とても幸せだった かくして、『膝丸』は終わりを迎えたのである 『俺が見守ってる…どうか兄者に幸あれ』

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