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【背景】 とある資産家の一人息子にして、もともとは獣医を目指していた青年。 物心つく頃から母親がいなく、家にいない父親の代わりに家で飼っていた乗馬用の「スピネル」をはじめ動物達に囲まれて育つ。その影響からか幼い頃から乗馬をたしなみ。小・中学では全国で名を連ねるほどであった。しかし、小さな頃から一緒にいた愛馬の喪失により一時的にふさぎこんでしまう。同時期に父親の汚職容疑が明るみになり世間的なバッシングを間接的に受け、また家庭内での高圧的な対応により不信感を持つようになる。家庭内の父親との関係に嫌気が差し21歳で家を出る。その後途方もなく暮れていたところを【青龍会】の若頭【榊輝二】に拾われ、組織の構成員となる。組織内では主に調達(運搬係とも)を担っていることが多かった。 【青龍会】壊滅後は町に彷徨っていた所を【黒蛇組】の女傑【九鬼眞宵】に声をかけられ籍を置くことになる。 現在は【黒蛇組】の実働部隊の一員として、榊謀反の裏側に見えた男の影を追う。 協力者であった、とある女子高生を自身の直感から現在マークしている。その真意は追っている幸本人も判然としていない。 【ストレイ】（道から外れた）を文字って、過去の境遇や不審な行動から影では【ストレンジ】（奇妙な、異質な）と呼ばれているが、本人は知らない。 【特徴】 物静かな印象を受けるが、どこかはっきりしない部分が多く精神的に未熟な部分が多い。 思いついたらすぐ行動にうつしてしまう性質。 小さな頃から動物から好かれやすい体質である。 最近では、父親譲りの金銭管理能力・情報収集能力が目立つ。 【症状】同調・伝心 ごく限定的な同調能力。自身のレネゲイドウイルスに感染したものの身体的制限を解放し、身体能力を爆発的向上させる。しかし感染力はとても低く、自身のレネゲイドウイルスへの抵抗が少ないもの(友好的な動物など)、もしくは恒常的に接し感染状態が長期にわたるものでなければならない。前者に関しては感染したとしてもごく短期間しか感染状態にならない。【▶開幕の焔】 感染元から被感染側への一方的な意識の変性が見られたが、レネゲイドウイルスの微小な同調現象が確認され被感染側から感染元への情報のフィードバックが行われるようになっている。 レネゲイドの影響を特に受けたカラス（パール）、黒猫（ルビー）、カワウソ（ヒスイ）は短時間のみワーディング状況下でも活動できるようになっている。【▶哀哭の先】 レネゲイドによる身体能力向上は制限解放だけでなく、能力の底上げにまで至る。

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