タグ： ないぴょん 明治

　【性格】 　普段から和服を着ている。視力はよいが、普段から眼を閉じており患者達に接している。基本的には物腰はやわらかく、ふんわりとしている。けど、仕事のことになるとクールで無口になる。妻に対しても同じように接しているが、時々妻の行動やしぐさに「萌え」を感じてしまうと顔に出てしまい顔を隠すようなしぐさをする。（つまり、デレデレすると顔にでる） 　【生い立ち】 　地元では、かなりの知名度を誇る漢方医の名家の三人兄妹の長兄。下に弟と妹が１人ずついる。兄妹全員が両親から漢方と医学を学び、ともに切磋琢磨しあう仲であった。特に才能をみせたのが宗一郎であった。小さい頃から勉強熱心であり、新しいことを学び、それを吸収し、自分の知識にすることに喜びを感じていた。学校でも主席で卒業し、将来は実家の漢方医を継ぐことを決めていたが、まずは実践の経験をつけなさいと父親に言われその通りに実家を離れ、父親の友人の下で働いていた。やがて、２５歳の頃突然父親が倒れたとの知らせを受け兄妹たちは実家に戻ると、そこにいたのは弱弱しく寝ていた父であった。兄妹の懸命な処置もしたが、父は帰らぬ人となった。そして、兄妹と母親で相談し宗一郎が実家を継ぐことを決め兄妹はそれを手助けしていく形を決めたのだ。自分が父親を超えられるのかというプレッシャーに押しつぶされまいと必死に努力をし、２９歳の頃ようやく周りの人から、父と比べれることがなくなり信頼を得た。そして、転機が訪れる。 【出会い】 　ある日、一人の資本家が尋ねてきた。何でも、今まで体が生まれつき弱い娘を見ていた担当の医者が街をでていってしまうと言うことで頼みたいとのことであった。彼は何でもここ最近成功した資本家らしい。病弱な方を見捨てることができない宗一郎はこれを受け、その家へと出向くことになる。そして、その資本家の娘である「恵良」と呼ばれる子と出会った。彼女はこちらを見た瞬間からぼーっとしており、声をかけると頬を赤らめた。そしてそこから彼女との交流が始まる。 　彼女は色々なことを宗一郎に聞いてきた。町の話・世間の話などと彼の言う一言一句聞き逃さないように真剣に聞いていたのであった。日々を重ねるうちに彼女の天然な一面や知識豊富なところ、おっとりとした性格に惹かれているのを少しずつ自覚していた。だが、まだ患者の一人としてまだ接していた。ある日、診察のため訪れると一冊の本を大事そうに読んでいた。何でも西洋の人間からもらった「シンデレラ」という話だということに。どのような話をしてるか教えてくれるか尋ねたところ、すごいくい気味でその話をしてきた。どうやら灰被りの姫が王子様と結ばれるような話であり、彼女は「王子様」という存在にあこがれるようになったのだと。そこまでくい気味で話すと、顔を真っ赤にしていた。その迫力にびっくりしたが、その日の診察が終わった後、なぜかはわからないが一生懸命話している彼女の姿が忘れられなくなったのだ。自分でもここまでくればわかる。私はあの子に「恋」 をしているのだと。けどそこは公私を分けなければいけないので彼女に悟られないよう隠す努力をした。数日後、また診察のため彼女に会いに行くと突然診察中に夫婦が題材の小説やら、手紙やら、花を渡されるようになった。ここまでくるとわかる。彼女もまた私に「恋」をしているのだと。そして運命の日、いつもどおりに彼女に会いに尋ねると押し付けるようにアクセサリーを渡される。もう、気持ちを隠すのはやめようと心に思い、こう、彼女「恵良」にこう告げる。 『もう、隠すのはやめる。君が「王子様」を望むのであれば、私が、あなたの「王子様」となろう。どうかな？「お姫様」？』 と告げると、彼女は涙を流しこれを受ける。すると、彼女の父親が出てきてやばいと思ったが、すでに、彼女は父親を説得していたらしい。何度も喧嘩してこの婚約を認めてもらったのを聞くと彼女の新たな一面を感じ取れたのだ。 　その後、彼女は家をでて婚約し、夫婦として今宗一郎の実家でなか睦まじく生活している。

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