タグ： ナノリウム 沈黙への夜想曲

ミュージシャン(2010)ベースに作成 特徴 6-4 実は生きていた 生き残るすべに長けている。死からの生還（”クトゥルフ神話TRPG"64ページ）のチャンスが通常の次ラウンドではなく、5ラウンド以内に伸びる。 6-7 不屈の精神力 気絶しても、次のラウンドの最初に[CON×2]ロールを行う。 成功なら、治療を受けずとも自ら目覚めて、そのラウンドから再び行動が可能となる。 ・仕事の時はメイド服を着た男の娘。プライベートは中性的な私服。 ・料理が壊滅的なイギリス人。スターゲイザーパイとウナギのゼリー寄せを作った過去を持つ ・過去のことはスラム街から逃げてきたことを拾われた位しか周りには話してない。 一人称 ぼく 二人称 君/〜さん イギリスの普通の家よりは裕福な家系で生まれた中性的な男性。ほとんど女性と間違われたりするほどの見た目が特徴的。仕事上ではメイド服を着ているためにほぼほぼ確信犯。作法もどことなく気品を感じさせる。 私服も女性服な為に余計に性格を混同させたりする。自分から男性だとはカミングアウトしない為に気づかない人は気づかない。 実家で教えられてきたせいか家事は得意であり、後から入ってきた人にも教えたりしている。お皿洗いや掃除などもプロではないが出来たりする。 フェロイロ家には絶対的な忠誠を誓っており、ルシアのことはお嬢様と呼んでいる。 好きな食べ物はフィッシュ&チップスとハンバーガー。あとはピザやチョリパンなどのファストフードも好き。時々周りから心配される程の食生活を送っているために料理人の佑里から健康に気を使った料理を出されたりすることも。それでも繁華街によく出没してる姿が目撃される。 料理の腕はイギリス人らしく壊滅的である。基本的には掃除とかボディーガードとかを任されることになっている。 好きな音楽はロック。レッド・ツェッペリンやクイーン、Bajofondoが好き。ボヘミアン・ラプソディーは16回見た。周りにも布教した。 仕事時は敬語だがプライベート時には砕けた感じの口調が基本。 ──夜想曲より二年前のレイ・シリウス レイはイギリスで生まれた経済学者の教授の父とアルゼンチンで生まれた母の普通の家系に生まれた子供だった。幼少期は「何か一芸を持つべきという」母親の考えからバイオリンを習い始め、14歳の頃からはクラスメイト達と共にバンドを組んでは練習後にファストフードの店で仲良く話しながらご飯を食べるという、至って普通の生活を送っていた。 その後、スペインのロックバンドにもハマり、友人達とカバーしては楽しむような楽しい暮らしを送ってきた──17歳の時にアルゼンチンに旅行で訪れた時に目の前で家族が交通事故で亡くなるまでは。奇跡的にも自分だけが無事だったのが不幸とも言えるような状況だった。むせ返る血の匂い、あたりから聞こえる悲鳴、両親の身体から飛び出す白い骨と臓物……あの時のことは今でも鮮明に覚えており、時折夢に出ては夜に起きてしまう。 そんな家族を亡くして失意の底にいたレイを引き取ってくれたのは、母方の親族の叔父……いわゆる、母の兄であった。その時のレイにとっては天の助けに見えた。それが地獄のような生活の始まりとは知らずに。後からレイは知ることになるのだが、母が兄のことを話さなかったのは既に亡くなった母の両親と素行の悪さから仲が悪く、絶縁状態になっていたかららしい。 引き取られたレイを待っていたのはその男から行われる暴力と性的な虐待だった。自分と仲の悪かった家族や母に対する復讐として拾われただけのレイにまともな生活を送らせるつもりなどさらさらないと男に言われた。身体中に痣を作り、心身共に追い詰められたレイに男は一切の容赦をしなかった。首を絞められたり、身体を殴られたり、気を失っても水をかけられたりすることは日常茶飯事だった。 飯を食べたければ、人並みの生活になりたければ外で身体を売ってこいと言われ、実際に男の知り合いに何度も売られたこともあった。その男達も伯父と同じような人種だった。反抗すれば殴られ、しなければそのまま男の好きにされる。誰にも言えないままそんな生活を一年以上続けていたレイはある日、精神に限界を迎えることになる。 度重なる悪意に、男を男とも思わぬ行為に、体と精神が蝕まれたせいか自らの性格がバラバラになり、今まであった男性の人格と自らの裏にあった──昔会ったことのある女の子を模した人格が混ざり合うことになる。それが、初恋の女の子とも知らずに。 そうして精神が混ざり合った結果、もう少しで心が壊れそうなほどに限界を迎えたレイは家にあった包丁で男を刺すことになる。元の性格とかたどった性格が混ざり合い、どうしようもないほどに心身が限界を超えていたレイは目の前で悲鳴をあげて苦しむ男の喉元を突き刺して容赦なく殺害。そのまま、家にあったなけなしの金を持って逃走。幸いにもスラム街に住んでおり、街の人間の大半にも嫌われて通報する人もいなかったためにその事件が公になることはなかった。 そのままレイはスラム街から逃走し、なんとかして生計を立てようと働くことを考える。だが、男の付けた傷が、男の付けた精神的トラウマが人と上手く話すことを許さなくなっていった。男性と上手く話すことのできないまま過ごす日々に、男から奪い去ったなけなしの金銭も尽きてしまう。一日のご飯も食べることもできないほどの困窮に道端に倒れ伏すしかなかったレイを救ったのは……ルシアだった。 最初はルシアにナイフを突きつけ、そして金銭を奪おうとした。だがしかし、ルシアのその聖母のように慈しむ姿に惹かれ、そして自分の全ての事情を話した。大好きだった家族に死なれ、頼れる人のはずだった叔父にも人として扱われなかったことを。 だからこそ、ルシアに拾われたかもしれない。そういった理由だからこそ、彼女が本当の救世主だと思えたのだろう。そのためか、彼は彼女のことを同じ歳ながらも崇拝にも尊敬にも似た何かを持っている。 そこからは使用人とともにルシア……もとい、フェレイロ家へと仕える日々が続いている。最初の頃は上手く話せなかったレイだが、今では男性への苦手意識もなくなり普通に接することが出来るようになっている。 その為か普段のフランクな姿も取り戻しているが、母親の兄のような男を見ると途端に憎悪の目を向けることもあるだろう。 また、男にまともに料理を出されなかった為かどんな料理でも美味しいと思えるような味覚になっている。ジャンクフードが好きなのはその為であったりする。美味しくて安い、余ったお金は貯めていつの日か還元する為に。そんなことを考えては貯蓄をしている。 「えー、だって……繁華街に行けば安くて早くて美味しいものが食べられるのにー……ほら、最近は新しいお店が出来たそうで……！」 「お嬢様の為ならどんなことだって出来ますよ！たとえそれが人の道から外れたことだって！」 「……ぼくは、ああいった男だけは許したくないんです」 「ふ、フローちゃん！？え、えっと……その……」 「ご飯ってどれも美味しいですよね。フェレイロ家の方々と一緒に食べても、外で一人で食べても…本当に素晴らしいです」 「……お嬢様、このことは内密にお願いできませんか…」 卓とはあまり関係のない設定 実はレイの父親はフローリアに英語を教えていた人物でもある。父親同士も仲が良く、その為にフランスにも時々いた過去を持つ。その際にフローリアにも出会っており、そうして何度か話した彼女を忘れられなくて自分の別人格を作った。こういう時、彼女ならどうするかの簡易的な人格だった。それは表に出すことなく過ごす日々を送っていたが、伯父からの虐待によって無理やりそれを引き出されることになる。 覚えているのはフローリアの幼い時の姿だけである。だからこそ、名前などはうろ覚えであり、確信できないからこそ彼女に名前を聞いても覚えてもらえていられなかった為に自分も気のせいだと思い込んいる。本当は淡い恋心も抱いている筈なのに伝えられないのもそのせいである。 後遺症　盲目 夜驚症。寝言や夢遊病とともに発症する。突然叫びだし、起きているように見えるのに話しかけても反応がない。身体を傷つけてしまうこともあり、目が覚めると何も憶えていない。【毎晩 HP-1d3】 フェティッシュ。ある種類の物、人物に対し異常なまでに執着する。【技能全てに-5％】フローリアに対しての執着 自傷癖。自分の身を傷つけて恐怖や不安から逃れようとする。【毎晩 HP-1d2】 幻覚、幻聴。見えるはずのないものが見え、聞こえないはずの声が張り付いて離れない。【毎晩 SAN-1d3】 名前の由来はBUMP OF CHICKENの「Ray」と「シリウス」からです。

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