タグ： YHC 無次郎

　UGN日本支部所属のエージェント。今はN市支部に出向中。オーヴァードとして覚醒したのは2年前に遭った事件が切っ掛け。友人が目の前でジャームに踏み潰され、怒りと共に覚醒した。その事件の始末に訪れたUGNと出会い、そのまま所属する。エージェントとしての戦闘能力は今一つだが、広範な能力と運転技術の高さからこき使われている。また、高遠や霧谷からはそのオーヴァードとしての安定性、適応力の高さによって強い信頼を置かれている。普段は機械工として働いていたが、最近は忙しくてそちらの仕事が出来ていない。 　癖のある人材揃いのN市支部の中で一般的な感性を失っていない正規エージェントの為、イリーガルとの接触に重用される。また、向いていないと言いながらもサイコメトリー能力を生かした諜報活動にも狩り出されている。 　千葉工科大学工学部建築設備工学科卒業。大学時代は自動車部に所属し、サーキットなどにも通っていた。レーシングドライバーが夢であったが、憧れは憧れ、現実を見たほうが良いとの考えで普通に就職する。就職先は設備建築系。また、大学選びの時には自動車に関わりたい気持ちはあったものの、推薦枠が取れたのが建築設備工学科だったのでなんとなくで進学。 気を張っているように見えるが小心者、臆病。周囲に同調し、流される傾向が強い。ただし、マイペースな部分もあるため、空気を読めていない時は気ままに動くことも多い。 　中学時代、カッコイイと思ってトランプ投げの練習をしていた。案外才能があった為、飲み会での一発芸として重宝している。 　昔から本……中でも恋愛小説を多く読んでいた。恋愛小説だけを買うのを恥ずかしがっているため、同時に購入した雑多な本が自室の書棚には並ぶ。愛読書はD-RIVE。 　容姿は整っているが、眉が太い。あだ名は丸眉。 　数々の任務、修羅場を潜り抜けたことでオーヴァードとしての力が高まった。戦闘時には4メートル程の人型ロボットを駆り、他のエージェントと比べても遜色無い戦闘能力を誇る。レネゲイドが高まった際には機体との驚異的な同調を行い、本人の操縦技術も相俟ってN市でも有数の戦力となった。ただし、平時においては戦闘特化のエージェントには遅れを取る。頑強そうな機体を駆るが、本人曰くこの程度の硬さはオーヴァードに対して無いも同然とのこと。 　安定したオーヴァードであることには変わりなく、ジャーム化の心配が薄いことからやはり扱き使われている。最近200連勤を終えて2日間の休暇をもらった。初日に呑みすぎた為、二日目の休日は眠って過ごしたことを後悔している。 　研究機関でレネゲイド安定の聞き取りに対して、受け入れることが大事だと述べている。

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