タグ： ダブルクロス キャンペーン JudgeMyself

「こんにちは。ぼくは、氷室 零といいます。あなたに"冬"を届ける者です」 その剣は、一切の情を乗せぬ絶対零度の刃。 己の命すら削り、それでも獲物を絶やさんとする死の刃。 冷たい氷で刀を作り、痛みを与える間すら与えず斬り伏せる殺刃剣。 その体は軽く、その刃は冷たく。刹那の間に全ては終わる。 それが、この施設で10余年間身につけた技のすべて。 時代が時代なら、剣の天才とさえ謳われたであろう才。 だが君は、そんな彼の柔らかな笑顔を見るだろう。 それが、君が最期に見る光景とも知らぬまま。 生まれて、物心ついた時にはオーヴァードとしての力を扱え、その歳に両親に捨てられる。 (無自覚で、氷で刺のようなものを作ったりして) そこをUGNに拾われ、チルドレンとして養成される。 その歳に、椿の元で訓練を受けた時間もあった。 約10年(実際は定かではない)の訓練を受け、チルドレンとしての活動歴も長い。(たぶん3,4年くらい？) 基本的には穏やかに優しく、柔らかく微笑むが、その瞳に温度はない。 ただ、そんな自分とも仲良くしてくれたのが、高校に入ってからできた友人たち。 彼らといるときは、少しだけ感情に色が乗る。 いまは、彼らの過ごす日常を護るべく戦っている。 以下、リバースHO ------------------------------------------------- チルドレンとして、精鋭としてUGNで訓練を受ける日々のなか、何度もジャームのことを耳にする。 そして、UGNの思想を、15年間ずっと聞かされ続けてきた。(彼としてはそんなに細かく覚えてないが実態はこれ。つまり生まれて1年くらい) そして都度聞かされるUGNの思想と、自らの衝動の囁き。 「自らを助けてくれた組織は、母のようなものであり、絶対的」「ジャームは殺すもの」そう認識するのは、時間の問題であった。 とはいったものの、最初からそのようにいっては、ジャームとて警戒する。 生物が本能的に恐れる死ーー冬を、確実に迎えさせるためならば自らの言動すらも偽ろう。 "母"だって、誰かを護ったら(ジャームを殺したら)褒めてくれる。自分がやっていることは、何も間違いじゃない。 ならば、これからも殺し続けよう。 だって、ずっとそうやってきたんだから。

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