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　源城 友鬼の双子の弟。2年前に謎の事故により死亡している。 　源城家から「いないもの」として扱われ、蔵にずっと閉じ込められていた。 　家系図でもこの人物の名前にはバツ印がつけられており、文字通りいないものになっている。 　生まれてからずっと蔵の座敷牢で居ないものとして扱われ育ってきた男。 　そんな彼に明日を生きる希望を、意味をくれたのは兄だった。 　しかし、2 年前自分生かすために兄が身代わりに死んでしまい、生きる意味を失う。 　その中見つけたのはとある魔導書だった。 　そこには死者を復活させる呪文が記されており、 　これを見た源城 辰巳は藁にも縋る思いでそれを実行しようとした。 　しかし兄の死体には頭部がなかった。どれだけ残骸を掘り返しても彼の頭だけは見つからなかった。 　炭化したそれは脆く、蔵が焼け落ちた際に下敷きになって潰され、粉々になったから。 　これでは復活させられない。そう思った辰巳は好きだった本を思い出す。撰集抄。 　そこに書かれていた鬼が使っていたと言われる反魂の秘術を思い出したのだ。 　反魂の秘術は骨を集めて人間を作る秘術。無いのならば集めればいい。 　そう思った辰巳は最愛の兄を復活させるために、 　そして、彼と共に暮らす幸せな世界を創るために復讐を決意する。 　反魂の秘術には 7日間の断食が必要。探索者が出会った時にはもう 5 日目に入っていた。 　しかし、これを破ると出来損ないになるので彼は何も口にしない。 --鬼化について 辰巳は兄が殺された日から、神話生物「鬼」に変化している。 彼の精神に多大な負荷がかかると症状が悪化し最悪、進行が進みます。(症状の悪化と進行が進むは違います。) 精神的負荷がかかる例として、彼に多大なストレスをかける（彼を追い詰めるような言動）、 兄を引き合いに出した説得もしくは兄への侮辱、彼へ強い兄弟愛や家族愛を見せる等がある。 鬼化の進行度 lv.1）　人より傷の治りが早くなる。 lv.2）　以前より回復が早くなり、ちょっとした物忘れが発生。 lv.3）　ちょっとした身体的特徴の鬼化（瞳孔が鋭くなり、牙が生える等） 　　　　回復が早くなり、物忘れが記憶の喪失に変わり始める。 　　　　（消えるものはまだ軽く、本人も気づいていない。） 　　　※STRが5づつ増え、1d6の回復。 lv.4）　人とは思えない回復、見た目の鬼化（角が生え、腕が肥大化し爪が鋭くなる） 　　　　記憶の大部分が消去され始める。 　　　※DBが2d6に増え、3d6の回復。 lv.5）　完璧な鬼化。理性の消滅。 鬼化の進行は探索者がこの村に来た時点でレベル 3 に達している。 彼と仲良く接していれば基本的に進行することはないのでレベル５に行くことはない筈。

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