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それはある、春の雨の日のことだった…​──── 「いい、いい…わかってるぞ、早く式の日取りを決めようじゃないか」「そんなに恥ずかしがることはないだろう…可愛い奴め」 東条晴臣 18歳、男性 元東条財閥の御曹司。家庭に恵まれ、父母に甘やかされて育った一人っ子。幼少期は何不自由無い暮らしを海外で送っていた。 しかし父の会社の倒産と失踪。急に路頭をさまようことになった東条は、母方の親戚を頼りに日本へ帰国した。 高校に編入しなんとか馴染もうとするもカタコトの日本語とわがままな性格が悪いせいかクラスで次第に浮いた存在に そんなある日、晴臣は東条家に代々伝わるハンカチを落としてしまった、雨の中必死に探し回っているとそこへ天使が舞い降りたのだ…彼女は泥まみれの晴臣にハンカチを差し出して静かに微笑んだのだ…… これが彼女との出会い。これが僕達のラブストーリーの序章だったのだ…、、、 東条晴臣。くそわがまま、俺様、偉そう、将来の夢は1000億円稼ぐこと。いつも反り返ってる豆粒。 思い込みが激しくNPCは自分と両想いだと勘違いしている。18歳の誕生日を迎えてからは着々と結婚式の日取りを決める準備をしている。 彼の持ち物である手帳「Love CHRONICLE」には出会った日から今日までの自分と彼女の愛に溢れた日々とこれから2人で紡ぐ未来が綴られている。 NPCのことは「マイスウィート」や「ハニー」などと呼ぶがそれ以外の下等で下劣な人間共は貴様と呼ぶ。 幼少期からやっている護身用の合気道、ハワイで親父に習った拳銃や、セスナの操縦など多才であるが上手くはない。ヴァイオリンも音は出る。得意科目は国語。彼女へのラブレターとLoveCHRONICLEで文才をつけた。例え吹雪で視界が見えずとも、嵐で道を遮られようとも愛する彼女の元へ辿り着く追跡とナビゲートを駆使して日々彼女のバイト先であるハンバーガーショップへ通い詰めている

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