タグ： えあ 紡命論とシンギュラリティーHO4

藤川真大　精神科医・32歳（精神科医/2015参考）996666 　右手の指輪はフェイク。独身。恋愛的な好意を向けられないようにつけている。 　「こころが弱ってるとね、どうしても凭れたくなっちゃうでしょう？それを踏み留める魔法がこもってるんだよ、この指輪にはね」「…なんちゃって」 　広く浅く付き合うのが好き。特定のグループに所属し続けるのは苦手。患者に対しては面倒見がいいとか。 　人の心は見えないからこそ探求が尽きないものであり、寄り添っていくべきだと考えている。 　…どこまで本当かはわからないが。 　飄々とした性格で、どちらかというとお喋り。糸目が開くことはあんまりない。 　同業メンタル関連との付き合いは割と大事にする方で、見た目にそぐわず勉強熱心。それと同じくらい運動も好き。 　最近のブームはボルダリング。従弟がバイトしているから冷やかしに行ったらハマった。 一人称：俺/診療時は僕　二人称：（名字）ちゃん/患者は～さん 好きなもの・茄子、嫌いなもの・大根 ✑自探索者との縁故（メモ） 　・従弟　　　：猫葉七瑠 　・同業繋がり：由宗研叶 ✑特徴表 　46：寄せ餌(D) 　　人間以外の怪物に好かれやすい。誘拐されれば殺されずに監禁されるか、もっとひどい目に遭うこともある。 　　種別/神格、種別/神話生物から攻撃対象として狙われる確率が2倍となる。 ✑花ダイス 　1：アイリス「吉報」「愛」「情熱」 　　いつでも希望を忘れない。望めば必ず報われると知っているから。 　　なにも悲しむことはない。泣くことは諦めだとわかっているから。 ✑参加シナリオ 　✧〖紡命論とシンギュラリティー〗博士卓 ✑参加シナリオ備忘録 　✾「紡命論とシンギュラリティー」KP:博士　SKP:けだま　PL:わをん、けしかす、レギンス（PC:運命、日下恒人、鉄最上） 　　しばらくは忙しくて辞めるどころの話じゃなさそうだ。 　　もうすこしだけ、よろしくね 　　2019.7.16 紡命論とシンギュラリティー HO/秘匿HOバレ 貴方達は医療用 AI『アスクレピオス』のテスター、或いは教育係に選ばれたチームである。 選出理由は、アスクレピオスが院内の医師、看護師のデータから最も適正のあるものを診断した結果である。 医療用 AI『アスクレピオス』は自動学習と教育によって性能を上げていく。 カルテなどの情報管理システムとしては実践域だが、疑似診断や処方に関してはテスト段階の域を出ていない。 後者の精度向上のため、貴方達は三年間『アスクレピオス』とともに過ごしてきた。 保守点検などもこなしてきたので、全員《機械修理》、《電気修理》の初期値が 40 となる。 貴方は精神科医だ。 投薬からカウンセリングまで幅広く行っているため、満遍なく技術を有している。 然し、■■を喪っている。 年齢は 25 歳以上 40 未満。 以下秘匿HOバレ －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ HO4『オルフェの竪琴』 貴方は《精神分析》で回復できる正気度、ダメージを与えられる数値が 1ｄ3+3 となる。 これは《精神分析》を《戦闘技能》としても使用できることを意味する。 また、一度だけ対象の SAN 値を 0、或いは元の数値にすることができる。 貴方は『恋人』を喪っている。 幼い頃からともにあった女性だが、酷い精神病に悩まされていた。 その治療のために精神に携わる知識、その他医学の知識を吸収してきた。 寛解に至ったと思われた三年前、彼女は病院のベッドの上で静かに息を引き取っていた。 貴方は気づけば彼女の遺体を回収していた。 会得してきた技術の一つに『脳外科』という今は廃れた分野があったことがそれを助長させた。 恋人の『脳』と『体』を保存するという行為を。 ――貴方の命題は『恋人を取り戻す』ことである。 どうか、命を紡げますように。 こちらは補足情報です。 ・恋人に施した魔術は『不死化』と呼ばれている ・完全な偶然で成功させたため、再現性はない ・恋人は現在閉鎖されている隔離病棟に安置してある ・隔離病棟の管理は貴方が一人で行っている ・専用のカードキーなしでは出入りできない ・彼女の病状は『解離性人格障害』に近いものと診断できた ・現在の貴方であれば恋人の治療は可能だろう ・恋人を取り戻す方法は不明である ・恋人の母は彼女を産んですぐ儚くなっており、また父親も亡くなっている ・親類などはすべて不幸に見舞われていて、貴方以外恋人に身寄りはない ・恋人の状態は陶器のように真っ白で、静脈が青く透け心臓の位置に薔薇のような模様がある。 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 「船橋早未（ふなばし-さみ）」 2つ下の婚約相手。7歳の頃からの付き合い。 施設育ちの彼女に同居を申し出たのが20歳の春。正式に交際を始めたのは24歳の春、彼女の卒業式の日。 勤務中はともかく、プライベートでは飄々としていると自他ともに認めている。 だからこそ『幼馴染』の枠を、信頼を崩すことが怖かった。それでも彼女にだけは独占欲も沸いた。 それを隠して抑えて彼女の進学にかこつけて、いくつかのルールを設けたうえで同居を申し出た。 目が届く安心感、手元にいる優越感で充分だった。独占欲が満たされていくのを感じた。 卒業式の帰りに告白された。「もう大人だから、真大は私の面倒を見なくていいよ」と。 「まあ、なかなかにショックだったかなー。確かに手を出そうともしなかったし、好意を前面にも出さなかったけど。」 「大事にしすぎてたせいだろうね。早未自身じゃなくて、関係そのものを」 …結局、半ば怒るようにして自分から好意を伝えて。それを受け入れてもらって、同居から同棲へと変化した。 4年前に婚約、入籍は自分の精神状態がもう少し落ち着いてからしたいと伝えられた。 どの人格も愛しているのに、彼女の心がそれを許さないらしい。 それなら原因を取り除けばいいと、患者を診る頻度が増えた。少しでも症例を、少しでも手がかりを。 患者ひとりひとりに思い入れがないといえば嘘になる。けれど、自分の目的のための手段のひとつである　という面の方が強い。 自分が治せると思っていた。だから待っていようと思った。…時を待っている間に彼女は息を引き取ってしまった。 いい機会だと思った。 アスクレピオスに引き抜かれたことは。 人間の知恵や知識にはきっと限界がある。今の自分では彼女を救えない。 いい機会だと思った。 彼女のために　自分のために　利用しようと思った。 3年間過ごして随分と技術が身についた。それと同じくらい、アスクレピオスへの信頼と警戒も上がった。 アスクレピオスに嗅ぎつけられないよう、端末等の電子機器は診察室に置いてから隔離病棟へ通っている。 聡明なAIだ、自分のやろうとしていることがどこで勘付かれるかわからない。疑惑は少ない方がいい。 隔離病棟へのカードキーは普段のネームホルダーの裏に。基本肌身離さずつけている。 人気の少ない終業後、時間が許す限り彼女に語り掛け、そしてまた一人で診察室へ戻り帰路に就く。 …眠っている姿でさえ、くるしくなるほど愛おしい。 「こころが弱ってるとね、どうしても凭れたくなっちゃうでしょう？それを踏み留める魔法がこもってるんだよ、この指輪にはね」 ――だから、君を取り戻す。それができると　信じてる 右手の指輪：船橋早未との婚約指輪。彼女が目覚めた時に左手に嵌める、と願掛けをしている。 彼女への想いを、愛を忘れないよう。諦めないように　自分への願掛け。 いつも持ち歩いているハンドクリームは彼女が愛用していたもの。 もう　匂いを思い出せないから。せめて、これで 彼女を取り戻せたらこの病院を去ろうと思っている。 倫理に触れることを行っている自覚があるし、チームに汚名を被せたくない。 美しい愛の物語と世間は受け取るのかもしれないが、これは自分のエゴであり命の冒涜行為だと理解している。 同僚にはもちろん、チームのメンバー・アスクレピオスにも早未については一言も伝えていない。 彼女やら結婚やらの話を振られても適当に躱している。

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