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「何が超越者（オーヴァード）だ。膝をつけ。地に伏せろ」 【概要】 夜刀神 禊（やとがみ　みそぎ） 18歳 はぐれFHチルドレン ウロボロスとソラリスのクロスブリード 射撃型サポートオーヴァード 長き黒髪と蒼い瞳が印象的な少女。 かつて《獣の国》と呼ばれるFHセルで生まれ育ち、『鎖蛇（ヴァイパー）』の称号を与えられていた。 今は仲間のエージェントの裏切りに遭い、セルは壊滅。 禊は単独で自身の願いのために活動を続けている。 未だチルドレンと呼称される年齢であるが、特殊な性質のレネゲイドによりマスターエージェントに匹敵する実力を持つと噂されている。 レネゲイドの作用を相殺・無力化する弾丸を操り、敵を封じ込めることを得意とする。 その欲望（ネガイ）は『消滅』 世界からレネゲイドの力を根絶させ、変貌する前の世界へと戻そうとしている。 目的の達成のために《賢者の石》を始めとして、質の高いレネゲイドを持つオーヴァードを狩り続けている。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 実は生き別れになった妹がいる。 レネゲイドに冒され、後戻りができなくなった彼女を救うことが禊の真の目的。 【人物】 近寄りがたい雰囲気を持つ黒髪の美少女。 表面上は冷静沈着だが、言葉自体は攻撃的で激情家な一面もある。 本質的には情に厚く、人の心の痛みを理解できる人物。 しかし、自身が心を許した者以外へは極めて冷酷で攻撃的な性格となる。 身内への優しさをそのまま裏返しにした、名も知らない相手がどうなろうと構わないという考えの現れ。 【能力概要】 主に保持している能力は二種類。 一つは弾丸を介したレネゲイドの封殺能力。 夜刀神の家に伝わる戒めの力。《鎖蛇》の象徴。 弾丸が命中した対象の血液を凝固させてレネゲイドを封じる鎖を作り出し、皮膚を突き破って対象を拘束する。 現状、拘束には限度があり強力なオーヴァードやジャームを完全に封殺することは不可能だが、いずれはすべてのオーヴァードを一般人同然に堕とすことが可能だろう。 もう一つは精神感応能力。 禊が本来保持していた能力。 任意の対象と精神を感応させ、警戒心を解いたり感情を読み取ったりすることができる。 オーヴァードにはあまり通用しない能力だが、この能力で双子の妹と結びついており、後戻りの出来なくなった彼女の苦痛と恐怖が今も伝わり続けている。 このことが彼女の欲望（ネガイ）へとつながっている。 【来歴】 FHの名家に生まれ、特殊な性質のレネゲイドの持ち主として次代の継承者となるべく育てられてきた。 11歳の頃に感応能力に覚醒して以後、何か巨大な衝動に飲み込まれていくような感覚に苛まれるようになってしまう。 レネゲイドを憎み続けながら日夜自身を蝕む悪夢の原因を追い続ける日々。 その末に彼女は自身と生き別れとなった双子の妹の存在とその変わり果てた現状へと辿り着き、レネゲイドと変貌した世界全てを叩き壊す決意をする。 仲間の裏切りに逢い、セルが壊滅した今もその欲望（ネガイ）は変わらない。 彼女は目的のために材料（エモノ）を狩り続けるのみ。 変わり果てた世界へと復讐を遂げる、その日まで。

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