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元英国企業の諜報員。本名はエリー・サンダーソン。26歳。表向きはハーフで通している。名前は本名から取っている。 英利の字は「英吉利」と「イギリスの利益」から取っている。もっとメタいことを言えばリエ（Lie）の裏返しになっている。 需要の割に人手が少ないからという理由から大学で日本語を学んでいた。その学費のために夜は高級クラブにも勤めていたが、そこで出会った男に学があることを買われ、ハニトラ諜報員となる。 仕事はイギリス国内だったが、24歳の時に日本に異動となる ハニトラとはいえ、元々聞き上手だったことから夜に持ち込むことなく上辺の付き合いだけで仕事はできていた。しかしある社交会で、ターゲットにアフターを申し込まれる。 意を決しホテルに乗り込むと男は「君は賢いのだからもっといい仕事ができる」と、素性をそれとなく見抜いたうえで、脅すでもなく職場をいくつか紹介してそそくさと去っていった。 それ以降も暫く仕事は続けたが、嘘を重ねることに嫌気が差したこと、紹介された仕事の条件も内容も良かったことから転職することにした。現在は外国人観光客も多く来る割烹料理屋で働いている。あの男はたまに客として来るがお礼を言っても「はて、覚えがありませんね」と初対面のふりをされる。 家族構成は父、姉のみ（母は離婚して別居している）。もちろん自分が諜報員として働いていたことは今も知らない。 好きな男性のタイプは騙されやすい人。諜報員時代の名残でもあり、単に騙されるほど誠実な人という意味でもある。

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