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「貴方の力を、言葉を、全てを提示しなさい。それを以って私が裁定を下しましょう。」 なんか物理的に眩しいお坊ちゃん。いつも眼を閉じてるのは自分が眩しいからなんじゃないの？とは僻む者たちの弁。数多くの法律家を生む名家"千寿ヶ崎"の現当主で法学部の大学1年生。穏やかで紳士的（？）だが眩しさゆえの物理的な距離と俯瞰した物言いから慕うものは多いが孤高で友達がいない。本人も気の許せる友は今も昔も一人のみ、と改善させるつもりはないようだ。上に年の離れた姉と兄がいる。 ------------------------------------------- 千寿ヶ崎家はドイツにルーツを持つ名家であり18世紀程に日本に渡ったとされ、表向きは法律家・・特に裁判官を多く輩出する名門として存在し、裏では古のレネゲイドに感染した”遺産”の一つを代々管理する為に存在する一族である。UGN創設初期から資金援助をする一方で傘下に加わる意思はなく、一族による遺産『星乙女の錘子』（ズベン・エス・カマリ）の所持、管理を認める事。そして万が一、継承者が外部で死亡した場合直ちにこれを回収し一族へ返還する事を支援条件としていた。 『星乙女の錘子』とは現代において『誓約の瞳』と称される遺産のひとつ。他者への信頼を代償に他者を操る力をもたらすとされ、この遺産を継承した者が千寿ヶ崎の当主となる。が、一族に連なる者でさえこの真実を知るものは少なくこの世界を知らぬ者には当主の証としてしか認識されていない。遺産継承者には左目に秤のような紋様が浮かぶ。 4年前、遺産を狙ったFHが屋敷に侵入し起こしたとされる事件で父であった先代当主が死亡。（実際は裁判にて裁かれた人に協力したRBインディゴによる犯行だった）その際救援として送られたUGNチルドレン【バブルガム】によって救われたミコトがオーヴァードに覚醒。遺産とそれに纏わる知識を継承する。"歴代当主は裁定を下したものに殺されてきた"という真実も。 以降最初はイリーガルとしてバブルガムと組み、バブルガム亡き後は本格的にエージェントとして後武上支部からの任務を受け続けている。元々の資金支援のみを行うべきという保守派からの強い反発を抑えるべく彼が動く際に経済的な援助はない。 遺産の呪いにより、人を信じることが困難となっている。実兄から刺客を向けられ実姉とは遺産相続後から不仲になった事もその傾向を助長させている。だが「総ては民と友のために」という家訓を元にかつての友の考えや思いを基準に彼が護ろうとしたこの世界を、そして友を苦しめたこの世界をオーヴァードが生きやすく導くべくその力を奮う。…いつか友の元へと逝ける事を願いながら。 より相棒”ゲヘナフレイム”に合うようレネゲイドの調整を行い、現在は自らの行動を速めて先手をとり、彼女が動きやすくする支援タイプに近くなっている。それは力の使い方こそ違えど元相棒”バブルガム”のようにもみえる。 好きなものはバブルガム 嫌いなものはレネゲイドウイルス 苦手なものは上の二人の姉兄とイカ 余談だが兄は一般人。姉はFHエージェント。遺産の効果を知ってるしどちらも”弟が可哀そうだからそんなものポイして！”という思いで行動してる。ただ方法がちょっとまちがってるだけ 曖昧十全 秩序の歯車となり、消えるのだとおもっていた。光と恩讐を失ったのなら「私の為に生きろ」と魔女は吼えた。 「俺を必要とした、小さな少女の願い位は叶えなければ」 それは秩序と倫理に歪められた正義感からか、それともとうの昔に無くしたはずのただ一人の愛か 自分より随分と小さな手を取る。出会った時より一回り小柄に見える華奢な指をみて、軋んだ心は笑みと光で覆い隠す。 人の生にも悠久を生きる魔女の生にもいつかは終わりが訪れる。この忌まわしき眼を管理する為、そしてきっとその力で人を救うために血を繋いできた一族を継ぐと決めた故に人の終わりを否定できない。だけど、 それでも。一日でも永く共に生きて欲しいと願うことだけはどうか許してほしい 「随分と我儘な願いですね。・・いいですよ。最期まで付き合いましょう――我が盟友、クローディア・F・バレンタイン」

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