タグ： 元アリDX3キャラクター ‪α‬世界線 rrknD

——「特別」。 誰もが思う、魅惑の言葉。それを目指すことは、人間ならそう珍しくないだろう。 ——「特別」。 誰もが忌避する、悪魔の囁き。平凡の対極、孤立することとイコールである。 …本当に？ 「特別」って、目指すモノ？「特別」って、いらないモノ？ そんなふざけたものじゃない。特別ってのは—— 折手凛。 ほとんどの覚醒者がジャーム化したあの「新生塾」で、自我を保ちレネゲイドに屈しなかった数少ないオーヴァード。才を見出され、UGNに保護された後はそのままN市支部構成員となった。 訓練を早期かつ優秀な成績で終えたうえ、初の任務では同市所属の「垣根帝国」と共に、謀反者である「三枝薊」の討伐に成功。多少の犠牲を払ったもののその功績は一目置かれており、今後の活躍に注目されている。 …というのが周囲からの評価である。次からが彼女の(プライベートを含めた)本当のプロフィール。 新生塾にてαトランスにより覚醒してしまったオーヴァード、それが折手凛。その場では帝国と薊に救出され、事なきを得る。 塾では嫌というほど「特別」という甘い言葉を叩き込まれたが、助けてくれた2人は全く別の「特別」を示す。それが心の支えになり、ジャームではなくオーヴァードとして日常を得ることになった。 槍の適性が高かったため、槍の扱いに長けるアナの教導を受ける。指導が適切かつ凛にも才能があったため、わずか1ヶ月で実戦レベルまで成長した。美鈴も絶賛である。 初任務では、大恩人である薊の処分という辛いミッションを課される。帝国と共に奔走した彼女は、紆余曲折を経て薊の真実に辿り着いた。そこでもまた薊は「特別」のあり方を凛に示し、凛はついに自分の「特別」を確固たるものにした…が、結局凛の手によって薊を処分することとなり、初任務は悲愴な結末で幕を閉じる。 性格は、いたって真面目。どちらかといえば悲観的な観点で物事を観ることが多い。誰に対しても丁寧語を崩さないという地味に頑固なところがあり、その点では変人の類に入るだろう。 先述した垣根帝国は、一般人の頃からの友人である。彼とはよく共に行動しているため、類友という言葉をガン無視するような凸凹コンビとしてN市支部の名物扱いされているとかいないとか。 ・地位：UGN構成員 ・所属：UGN-N市支部 ・好きなもの：「特別」、神話 ・嫌いなもの：正当な理由無く人を貶める行為 私にとって特別は、「誰かを特別だと想う」ことです。それは、目指す必要も避ける必要もありません。あなたはもう、誰かの特別なんです。 何故そう思うのか？だって、私がそうですから。両親、お姉様、この街、薊さん、そして…えっと、その、はい。とにかく、私にはこんなにも「特別」に想う人が、モノがあります。 社会なんて誰かの評価でしか成り立たないんです。だったら、自分くらい勝手に人を特別扱いしてもいいじゃないですか。自分くらい、もう特別なんだと自分に言い聞かせてもいいじゃないですか。私は、そう思うんです。

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