タグ： さのバード

＜通過シナリオ＞ まんだらかばら ＜大切な人＞ 幼馴染の充（シュウ）。25歳。兄が居なくなってからは、ミツルの気持ちが落ち着くまでそっと見守ってくれていた。無理に慰めず、ただミツルが自分で納得できる答えを出すまで。 職業は警察官だが、趣味で陶芸している。 「俺、絵の方はてんでダメなんだが陶芸なら得意なんだ。」とミツルの誕生日にプレゼントしてくれた事もある。 【一人称】俺 【二人称】お前、ミツル、ミチル 【好きなもの】焼肉、陶芸、鳥のモチーフ、楽しい時間 【苦手なもの】わさび、彫刻 ミチルの自殺の件にてはシュウ自身、彼が決めた選択である事を理解しているが許してはいない。もっと一緒に話をしたり楽しい時間を過ごしたいと思っていたミツルやシュウ、関係のある人間たちの気持ちを踏みにじった事が許せない。それを守る職業であり立場である、そして大切にしたいと思っているからこそだ。 博物館にて働いている。感受性が豊かで絵や作品を見て作り手の思いや工夫などバック背景を知った上で考えるのが好き。 手先が器用で修繕なんかも仕事として受け持っている。探検隊のような服装は今現在の担当しているコーナーが「みんなで地層を見てみよう！～発見！探検！実験だ！～」という子供向けの区画であり雰囲気づくりの為。本人は早く絵などの区画に行きたいが担当は循環性のものなので、とりあえず期間内は頑張る。 頑張った結果、現在は絵画と陶芸の案内係になり探検隊の制服から脱却した。 ミツルには兄（ミチル）が一人居り、年の離れていたこともあってとても優しくしてくれていた。兄の楽しそうに絵を描く姿や語る姿はミツルにとって憧れであり、楽しい時間であった。ミツルが中学生の時に絵描きになる夢を持って兄は上京したが数年たったある日、自室で手首を切って倒れているのを発見される。部屋の中には沢山の描きかけ絵が散乱しており、最近描かれた絵はほぼ彼の血で描かれていたという。遺書などもなく「慣れない環境でのストレスによる自殺」と片付けられた。兄が上京してからも連絡をこまめに取っていたミツルは何故兄が死んでしまったのか、どうして自分は気づいてあげられなかったのかと深く後悔する。後悔から追い込まれたミツルは兄の元へ行こうと考える。死ぬ前も一人だった兄が死んだ後も孤独なのではないかという妄想に憑りつかれ自分が行ってあげねば・・・と自室で決行しようとしたその時、上京する前にミツルを被写体に描いてくれた絵が視界に入る。なんとも嬉しそうに恥ずかしそうに微笑む自分が描かれていた。兄はこれを描いた時にどんな思いだったのだろう、どんな表情だったのだろう、思い出されるのは楽しそうな兄の表情であった。絵はこんなに感情を伝えてくれるのだ、死んだ兄の周りに散らばっていた絵はただ、ただ自分の描きたいものを一生懸命に描いていた。画材が何だったであろうがそれでも兄は一生懸命に描いていた、そして彼は自分の力尽きるまで夢を見続けたのだ。そんな兄の人生を自分が勝手に悲劇にしてはダメだ、と考え直し自分の気持ちに区切りをつける。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ