タグ： 東方

英国の名家であるスカーレット家に生まれた次女。姉であるエミリア・スカーレットと同じく、生まれながらにして白い肌と赤い瞳を持ちアルビノ症を抱えている。しかし、彼女の異常はそれだけにとどまらない。彼女は常人の五倍以上の並外れた筋肉繊維をその身に秘めているのだ。それが原因で彼女は日常生活を送る中でもすぐに物を壊してしまう。家のドアノブ、グラス、やがては大好きで大切にしていたはずのかわいい人形までも。 だが、それだけならばまだ彼女の家族は仕方ないなと笑って新しいものを買い与えてあげるだけで問題などなにもなかった。 しかし彼女はその筋力以上に、重大で深刻な疾患を抱えていたのだ。 それは、心の病だった。彼女の心はひどく脆く、ストレスに耐えられなくなると破壊衝動に襲われてしまうのだ。 それが原因で、彼女は通っていた学校でクラスメイトをほぼ全員血祭りに上げるという凶行を働いてしまった。 その事件はスカーレット家が全力でもみ消しフランシスは少年院に向かうことはなかったが、彼女を待っていたのはスカーレット家の汚点扱いの未来だった。 彼女はスカーレット家から存在自体をなかったことにされ、10才で屋敷の地下牢で幽閉され外に出してもらえることはなかった。その５年後、日本に移り住むことになったエミリアに連れ出されるまでは。 15歳となった彼女は今、日本に住むエミリアの屋敷『紅魔館』の一室で引きこもり生活を送っている。スカーレット家で『いない者』として扱われている彼女はもう何時でも外に出ることができるのだが、長い監禁生活でその心は取り返しが付かない程に歪んでしまっていた。彼女はもう自分を救ってくれた、今では自分を唯一愛してくれているであろう姉の優しさでさえ理解できず、遠ざけてしまうのだ。 そんな彼女は今日も一人、バラバラになった人形達とパソコンの画面に囲まれながら孤独に生きている。 いつか、こんな自分を変えてくれるキッカケが来ないだろうかと、心の奥底で思いながら。 【技能説明】 マーシャルアーツ：彼女の怪力はあらゆる戦闘技術を凌駕しねじ伏せる。純然たる力から繰り出されるこぶしや蹴りは、その怪力だけで一種の戦闘技術にまで到達するのだ。 制作（かわいい人形）：ひとりぼっちの彼女を癒してくれる唯一の友達（使い捨て）を作り出す技術。「あ、またコワレチャッタ。新しいの作ろっと」 医学：「ごめんなさい、私が触るだけで誰でも壊れちゃうの。だから壊したらせめて治せるようにしたいな、そしたらいつか生きた友達ができるかな？」そんな思いで学んだ技術。 乗馬：幼い頃、エミリアと一緒に馬に乗って遊んだささやかな幸せな記憶の残滓。 コンピューター＆機械修理：「ずっとパソコンに触ってるんだもん。そりゃ少しは詳しくなるよね？あ、でも一番の理由は少し加減を間違えちゃったらすぐ壊しちゃうからね。壊したら治さないと使えないからね

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ