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そして誰がいなくなるのか？HO3　トゥルーエンド　【ロスト】 大企業の社長の愛人をしながら企業スパイをしながら暇を見つけて殺人も行うトリプルフェイス 美しい人間を愛しており殺すことで所有欲を満たしている。初めて殺したのは母親。 美しくないものに興味はないが邪魔をすれば殺すスタンス。 美を追求する延長線上で薬学に明るくなりいろいろな薬を作るのが趣味になった。 【預ける荷物】 服・下着 整容品 上記武器（拳銃・スタンガン・ナイフ） 薬ケース→　眠り薬×２　しびれ薬×２　即死薬×１　ビタミン剤×２　酔い止め×３　精力剤×１　解熱剤×１ 以下余談 母は美しかった。 母は、優しかった。 今でも鮮明に覚えている。冷たくなる体温も、微笑みを絶やさない顔も、自分の時間とはまるで噛み合わない時計の音も。 父が宗教にのめり込み母は聖母となった。 わたしは処女懐胎の末に生まれたイエスキリストだったらしい。 人の欲を煮詰めた世界でも、母は善人だった。いや、ある意味狂っていたのかもしれない。 耳を傾け、手を差し伸べ、愛を捧ぐ姿は皮肉にも本物の聖母のようで。 母はみんなの母だった。 わたしは母だけの子供であるのに。 微笑まれても、抱きしめられても、そんなもの世界中のすべての人間に与えられるものだ。そんなのはおかしい。あの美しい人間はわたしのものであるはずなのに。 糸が切れた。音が消えた。 この幸福にきっと名前なんかない。 あの瞬間だけは確かにあの命はわたしのものだったのだ。

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