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【探索者の特徴】16“強固な意志”　現在SAN+5 ドイツ系アメリカ人。アメリカ合衆国上院議員。 裏の顔は「明けの明星(モルゲンシュテルン)」財団幹部。 元軍人。湾岸戦争やコソボ紛争に従軍。一時期は在日米軍として日本に、またアメリカ欧州軍としてドイツにいたこともある。 軍を退役後、以前から所属していた「明けの明星」の運営メンバーとなると同時に、政界に進出。 思想としてはリバタリアン(自由至上主義者)であるが、「棲み分け」の重要さを説き、「自由であるためにも一定の秩序が必要」という立場を取っている。 また個人としてはニーチェ的超人思想の信奉者であるが、宗教や信仰への理解はある。自身も一応キリスト教徒(プロテスタント)の立場を取っている。 “人間賛歌”を掲げる。人間の愛、勇気、欲といったものが、またそれに忠実な人間が大好きである。 しかし彼のそれは同時に、空虚で魅力に欠ける人間は大切にしないというある種の差別・選民思想でもある。(逆に個人の資質から外れたところでは基本的に差別しない。) またそのために自分を“人間賛歌”の体現者でありたいと欲する。目指すところは「究極の俗人」。 力が欲しい。凪ぎの世においては強大な存在として立ちはだかり、また人類の危機においてはその力を人類のために振るえる存在となりたい。そのような存在になりたいという渇望を抱いている。 皮肉や冷笑といったものを嫌う一方で、そういった態度を取ってしまう自分自身をまた嫌悪する一面がある。 また「大義」というものを嫌い、個人の野望を応援するタイプ。なのでアメリカ的文脈の代名詞たる「正義」はあまり好きではない。 具体例を挙げるなら「亡きあの人のために」という「故人のための復讐」を一蹴し、「あの人がどう思おうが俺はあいつを許せない」という「個人のための復讐」を賞賛するような人間。(それはそれとして他者の自由を害するような復讐なら防ごうとするが) 「明けの明星 (Morgenstern モーグンシュターン/モルゲンシュテルン)」 ヨーロッパの没落貴族や貴族の庶子たちの互助団体から発展した結社・財団。 標語は「自由な土地の上に、自由な民と共に立つ。」(Auf freiem Grund mit freiem Volke stehn.)ゲーテ『ファウスト』第二部第五幕からの引用。 ルーツはドイツにあるが、移民を背景にアメリカでも勢力を拡大し、ユダヤ人勢力との合同などを経て現在に至る。

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