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“───去りたい奴は去ればいい、何処まで行ってもわたし達は所詮“異端者“だもの───“ 数年前にFEによる《覚醒実験》に巻き込まれ能力に開花した少女。 『様々な状況下での死と覚醒の関係』を調べるべく、真昼も実験の対象として半覚醒状態に至るも失血量が多く能力の定着を待たず命を散らそうとしていた。 その時、実験を関知し救助の為に突入したUGN横浜支部の1人、“彼女“の能力により一命を取りとめたことをきっかけに覚醒に至る。 実験の段階で真昼自身の血はほとんど失われており、その影響か、元の生活や家族に関する記憶の多くが失われており、結果として保護観察の名のもとにUGM横浜支部にて身元預かりとなった。 それでも、支部での生活は真昼にとって決して辛いことばかりでは無かった。壱岐が、ウィズが、そして“彼女“が居た。 けれど、1年前、そんな“彼女“がジャームとして処分された。 それからはウィズの寝返りに、壱岐の離反と1日事に真昼の世界は崩壊していった。 壱岐か、あるいはウィズに着いていけばよかった… いや、それは叶わない─── 真昼にとって、それでも“彼女“との思い出も“家“と呼べる居場所も、UGNにしかなかった。 親が、姉が、兄が、巣を捨て羽ばたいて行くその背中を見送ることしか出来なかった。 あれから1年、人が居なくなった横浜支部、その支部長として《南部津学園・部室棟》の1室に住んでいる。 《Popping Shower》等と可愛らしいコードネームがついているが、 血の槍で貫かれ、内部から血流を操作され破砕する様子から付いた忌名であり、決して穏やかなものではない。 自身の血で創り出す無数の飛槍を自在に操り敵を討つ完全に戦闘特化の能力を有する。 政治と事務処理は他の者に任せ、 それでも疑念と孤独を抱え、 今日もまた血を流す選択を続ける。 名付けは合鴨が『真鴨』と『アヒル』の混合種であることより。

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