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百目鬼　栞鷲　どうめき　かんじゅ （31歳　指定暴力団員(2010年暴力団員ベース)） 百目鬼家はある指定暴力団の二次団体の家だが、栞鷲と弟の伊織は百目鬼家の二女の子であり家の稼業を嫌った彼女が彼ら二人を離れた場所で育ていたために小学校低学年までは普通に育っていた。 栞鷲は好奇心旺盛で誰彼構わず質問をしていたこと以外は目立った素行の悪さもなかったが、小学校5年生の時に些細な口喧嘩から大乱闘へと発展し、同級生5人をに重度の怪我を負わせてしまう。はじめて母にも、先生たちにも物凄い形相で怒られてしまったのだがそのときに怖いという感情も湧き上がらず、いたって冷静だった。自分は罪悪感など感じないと知った事件だった。 この件で百目鬼家に目をつけられた栞鷲は中学一年生から母元から離れ百目鬼家の母屋で暮らすこととなった。与えられた仕事に報酬がある場合はきっちりとこなしていった彼に18歳の時に別の仕事が与えられた。殺し屋組織で殺人依頼の請負と殺し屋にその仕事を渡す仲介人の役である。面白そうだと感じた栞鷲はその職に就き、未だに居心地がよく続けている。 基本的には刹那主義者で、大事にしているものがほとんどない。大事なのは弟と、母亡き今は母からもらった名前だけ。名前は弟以外に呼ばれることを嫌っており偽名か通り名であるナナシと名乗っている。ナナシの本名を知っているのは百目鬼家の上層部数名と弟だけだ。

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