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双子の妹として生まれ、「双子は縁起が悪い」として、血縁上の親によって、死産だったことにされかけた。しかしその友人で子供を欲しがっていた香月夫妻に引き取られ、命を取り留める。 雫が７歳の時、両親（香月夫妻）にペットをねだり、ペットショップで犬を買った帰りに暴走トラックにひかれたことで覚醒。抱いていた犬だけは助けられたが両親は救えなかった。このトラウマから逃れるように、犬の「マッキー」を溺愛する。また、この頃の記憶がぼんやりしており、両親の死因も覚えていない。 その後はUGNによって育てられた。精神安定のために、アニマルカフェが支部である街に住んでいる。偶然にも、この街には血縁上の両親と双子の姉が住んでいるが、彼女はそのことをまだ知らない…。 -- 雫の無意識では、両親が死んだのは自分がワガママのせいだと思っており、人に甘えることを避けている。 安心して愛情を向けられるのは、言葉を解さない動物たちだけ。人に心配されたくないから、明るく振る舞う。人と距離を取るために、動物との絆をアピールする。誰かに甘える時は、支部長の仕事だからと自分に言い訳をする。 今のところ、この無意識の演技はうまくいっている。しかしいつかは、雫も変わる日が来るだろう。彼女の本当の心は、両親に甘えたがる7才の少女のままなのだから。 -- 柊未来との会話は、雫の心に大きな変化をもたらした。昔の夢を見る、一人になると急に涙が出る、無性に甘えたくなる。 10才の未来の心に触れたことで、眠っていた7才の頃の精神が目覚めるきっかけとなったのだ。未来が言った言葉「パパを守りたい」、それは、雫が心の内に秘めていた、そして叶えられなかった願いそのものだ。 今のところは任務に支障は出ていないが、近い内に、その心は表層にも表れて来るだろう。 （メモ）３話では、支部長は心の変化にとまどって、ポンコツ化するかもしれません -- 未来との会話の後、双子の姉である朝霧澪と出会うことで、雫の心の時が動き出した。 両親の死の場面を思い出し、また自身の出自を調べ、血縁上の家族がいることを知る。自分には無縁と思っていた「家族」を、取り戻せるかもしれない。これまで押し殺していた「寂しい」という感情が膨れ上がる。 さらに、澪がオーヴァードだった事を知り、雫の心は揺れ動く。だが、戦いの苛烈さはさらに増している。この「家族」を戦禍にさらし、再び失うようなことには、自分は耐えられそうにない。 雫は決意する。澪や朝霧家とは、関わりを持たないことを。そして自分は、朝霧家のような人々を守っていくのだと。 （メモ）とある幼いオーヴァードに自分を重ねて、寂しい思いをさせまいと、めっちゃスキンシップを取ろうとします。

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